ヴォートラン・ルッド国際地理学賞とは？わかりやすく解説

ヴォートラン・ルッド国際地理学賞（ヴォートラン・ルッド賞）
	2013年のヴォートラン・ルッド賞を贈られたマイケル・バティ。
受賞対象	地理学分野における卓越した業績を残した者
国	フランス
主催	独立した5名の地理学者
初回	1991年 (33年前);
受賞者数	31人(29件) 2019年現在

ヴォートラン・ルッド国際地理学賞（ヴォートラン・ルッドこくさいちりがくしょう、フランス語: Prix International de Géographie Vautrin Lud）、ないしヴォートラン・ルッド賞（ヴォートラン・ルッドしょう、英語: Vautrin Lud Prize）は、地理学分野における最高の賞^[1]。

概要

1991年にノーベル賞をモデルとして制定され、俗に「地理学のノーベル賞 (Nobel Prize for Geography)」とも呼ばれている^[1]。毎年秋に、フランスのサン＝ディエ＝デ＝ヴォージュ（ルッドの出身地）で開催される国際地理学フェスティバル（フランス語版）において授与されるが、対象者の選定は国際的に構成される5名の選考者たちによって行われる^[1]。

この賞は、16世紀のフランスの地理学者ヴォートラン・ルッド（フランス語版）から名付けられている^[2]。

受賞者

氏名	国	年
ピーター・ハゲット	イギリス	1991
トルステン・ヘーゲルストランドギルバート・F・ホワイト（英語版）	スウェーデンアメリカ合衆国	1992
ピーター・グールド	アメリカ合衆国	1993
ミルトン・サントス	ブラジル	1994
デヴィッド・ハーヴェイ	イギリス	1995
ロジェ・ブリュネポール・クラヴァル	フランス	1996
ジャン＝ベルナール・ラシーヌ	スイス	1997
ドリーン・マッシー	イギリス	1998
ロン・ジョンストン	イギリス	1999
イヴ・ラコステ（英語版）	フランス	2000
ピーター・ホール（英語版）	イギリス	2001
ブルーノ・メッサーリ	スイス	2002
アレン・J・スコット	アメリカ合衆国	2003
フィリップ・パンシュメル（フランス語版）	フランス	2004
ブライアン・ベリー^[3]	アメリカ合衆国	2005
ハインツ・ヴァナー	スイス	2006
マイク・グッドチャイルド^[4]	イギリス	2007
オラシオ・カペル・サエス	スペイン	2008
テリー・マギー	カナダ	2009
デニース・プマン（フランス語版）	フランス	2010
アントワーヌ・バイイ（フランス語版）	スイス	2011
イーフー・トゥアン	中華民国アメリカ合衆国	2012
マイク・バティ ^[5]	イギリス	2013
アン・バティマー	アイルランド	2014
エドワード・ソジャ	アメリカ合衆国	2015
マリア・ドロールス・ガルシア・ラモン	スペイン	2016
アキン・マボグンジェ	ナイジェリア	2017
ジャック・レヴィ（フランス語版）	フランス	2018
ジョン・アグニュー^[6]	イギリスアメリカ合衆国	2019
Rudolf Brázdil	チェコ	2020
Brenda Yeoh	シンガポール	2021
Michael Storper	アメリカ合衆国	2022
ジェイミー・ペック	イギリス	2023