ヴィンチェンツォ・ボニッツィ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 01:10 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ヴィンチェンツォ・ボニッツィ(Vincenzo Bonizzi パルマ1590年以前 - パルマ1630年7月17日)は北イタリアの作曲家、オルガン奏者。ヴィオラ・バスタルダ奏者でもあったと思われる。
当時の高名な鍵盤楽器奏者のクラウディオ・メールロに師事し、1596年ごろまでフェラーラの有名な『3人の女性歌手(Tre dame principalissime)』の伴奏者を務める[1]。当時フェラーラの宮廷を訪問したジュリオ・カッチーニはボニッツィの演奏に特に注目をしている[2]。1595年7月3日からはルクレツィア・デステの音楽家としてウルビーノで活躍し、1598年2月15日、ルクレツィアがなくなるまでこの職に就いた。1599年2月1日からはパルマの宮廷音楽家となり、また1610年10月15日からはパルマの聖マリア・ステッカータ教会(Santa Maria della Steccata)のオルガニスト、後に1619年1月31日からは楽長を務めた。
出版された作品
- 宗教曲集
Motecta ut vulgo dicunt, tum quaternis tum 5, ac 7 tum etiam 8 vocibus. Liber I. (Vict. Baldinus, 1595)
- 器楽曲集
Alcune opere di diversi auttori a diverse voci passaggiate principalmente per la Viola Bastarda, ma anco per ogni sorte di stromenti, e di voci. (A. Vincenti, 1626)
注
固有名詞の分類
イタリアの作曲家 |
ルッジェーロ・レオンカヴァッロ アントニオ・スマレーリャ ヴィンチェンツォ・ボニッツィ アレッサンドロ・スカルラッティ ヨハン・ローゼンミュラー |
バロックの作曲家 |
ヨハン・フィリップ・クリーガー ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ ヴィンチェンツォ・ボニッツィ ゲオルク・フィリップ・テレマン アレッサンドロ・スカルラッティ |
17世紀の音楽家 |
アドリアーノ・バンキエリ ヨハン・タイレ ヴィンチェンツォ・ボニッツィ ヨハン・ローゼンミュラー エティエンヌ・ムリニエ |
16世紀の音楽家 |
アントワーヌ・ド・ベルトラン アドリアン・ヴィラールト ヴィンチェンツォ・ボニッツィ マヌエル・カルドーゾ ニコラ・ゴンベール |
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