ワンタイム‐アドレス【one-time address】
ワンタイムアドレス
ワンタイムアドレスとは、ネットワーク上の対象を特定するために用いられる識別子(アドレス)を、恒常的に設定せず、利用する都度その場で生成して利用する方式のアドレスのことである。
ワンタイムアドレスという呼び名は、特に匿名暗号通貨「Monero」における送金先アドレスを指す呼び名として用いられている。Moneroは高い匿名性を維持したまま利用できる暗号通貨として知られるが、そのプライバシー保護の手法のひとつとして、送金先アドレスをワンタイムアドレスにする方法が取られている。ちなみに、ビットコインの(ビットコインアドレスの)場合、固定的・永続的なアドレスを使用することもできるが、都度アドレスを生成して用いる方法が取れないこともない。
暗号通貨のアドレスの他にも外、たとえば一定期間のみ有効なメールアドレスが発行される「使い捨てメール」のメールアドレスをワンタイムアドレスと呼ぶ場合もあり得る。ウェブ上のURLを一時的な文字列で指定する場合は「ワンタイムURL」と呼ばれることが多い。IPv6の通信技術においてはプライバシー向上を目的とするワンタイムアドレスの導入が提唱されたことがある。
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