ワルターのステレオ録音での例外
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/15 01:38 UTC 版)
「コロンビア交響楽団」の記事における「ワルターのステレオ録音での例外」の解説
ワルターのステレオ録音の中でも、ベートーヴェンの交響曲第9番(および、同時に録音されたベートーヴェンのコリオラン序曲)では、独唱者や合唱団をビヴァリーヒルズまで呼べないという理由から、第4楽章だけ東海岸でレコーディングを行っており、演奏している「コロンビア交響楽団」はニューヨーク・フィルハーモニックのメンバーを主体としたものであった。このため第1楽章から第3楽章までと第4楽章では、同じ「コロンビア交響楽団」でもまったく違うメンバーが演奏を行っている。ただ、ワルター自身は「『第9』は第4楽章にいたってまったく異なった音楽に昇華したのであり、オーケストラが異なるのはむしろ望ましいくらいだ」と語っている(ただし、ワルター盤以外に第4楽章だけ別のオーケストラで録音した例はほとんどない)。
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