ローレンス準男爵とは? わかりやすく解説

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ローレンス準男爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/06 17:04 UTC 版)

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ローレンス準男爵(Lawrence baronets)は、イギリス準男爵[注釈 1]。ローレンス姓の者が叙位された準男爵位は7つあり、イングランド準男爵が1つ、グレートブリテン準男爵が1つ、連合王国準男爵位が5つである。

アイヴァーのローレンス準男爵 (1628年)

バッキンガム州におけるアイヴァーのローレンス準男爵(Lawrence Baronetcy, of Iver in the County of Buckingham)は、ジョン・ローレンスが1628年10月9日にイングランド準男爵位として叙位されたのに始まる。1714年の3代準男爵の死去で廃絶した。

  • 初代準男爵サー・ジョン・ローレンス (1589頃–1638)
  • 2代準男爵サー・ジョン・ローレンス (1610頃–1690頃)
  • 3代準男爵サー・トマス・ローレンス英語版 (1645頃–1714)

ローズビーのローレンス、のちウォラストン準男爵 (1748年)

  • ウォラストン準男爵英語版を参照

ラクナウのローレンス準男爵 (1858年)

ラクナウのローレンス準男爵(Lawrence baronets, of Lucknow)は、インド大反乱ラクナウ包囲戦英語版で戦死したヘンリー・モントゴメリー・ローレンス英語版中将の遺児であるアレグザンダー・ハッチンソン・ローレンソンが父の功績により1858年8月10日に連合王国準男爵位として叙位されたのに始まる。特別継承者の規定により弟にも継承が可能な準男爵位であり[1]、初代準男爵の息子2代準男爵ヘンリー・ローレンスの死後、叔父ヘンリー・ローレンスが3代準男爵を継承[2]。以降彼の直系によって現在まで継承される。現当主の7代準男爵ヘンリー・ローレンスの息子で法定推定相続人であるクリストファー・ローレンス視覚効果スーパーバイザー英語版であり、アカデミー視覚効果賞の受賞者である。

  • 初代準男爵サー・アレグザンダー・ハッチンソン・ローレンソン (1838–1864)
  • 2代準男爵サー・ヘンリー・ヘイズ・ローレンス (1864–1898)
  • 3代準男爵サー・ヘンリー・ウォルデマー・ローレンス (1845–1908)
  • 4代準男爵サー・アレグザンダー・ウォルデマ―・ローレンス英語版 (1874–1939)
  • 5代準男爵サー・ヘンリー・ユースタス・ウォルデマー・ローレンス (1905–1967)
  • 6代準男爵ジョン・ウァルデマー・ローレンス (1907–1999)
  • 7代準男爵サー・ヘンリー・ピーター・ローレンス (1952-)

陸軍のローレンス準男爵 (1858年)

イーリング・パークのローレンス準男爵 (1867年)

イーリング・パークのローレンス準男爵家の紋章

イーリング・パークのローレンス準男爵(Lawrence baronets, of Ealing Park)は、ヴィクトリア女王上級侍医英語版として仕えた外科医ウィリアム・ローレンス英語版1867年4月30日に連合王国準男爵位として叙位されたのに始まる[3][4]。現存。

  • 初代準男爵サー・ウィリアム・ローレンス英語版 (1783–1867)
  • 2代準男爵サー・ジェイムズ・ジョン・トレヴァー・ローレンス英語版 (1831–1913)
  • 3代準男爵サー・ウィリアム・マシュー・トレヴァー・ローレンス (1870–1934)
  • 4代準男爵サー・ウィリアム・ローレンス英語版 (1913–1986)
  • 5代準男爵サー・ウィリアム・フェティプレース・ローレンス英語版 (1954–2015)
  • 6代準男爵サー・オーブリー・リトルトン・サイモン・ローレンス (1942-)
    • 法定推定相続人は、現当主の息子トマス・リトルトン・ド・フロイドモント・ローレンス (1985-)

ウェストボーン・テラスのローレンス準男爵 (1869年)

ウェストボーン・テラスのローレンス準男爵(Lawrence baronets, of Westbourne Terrace)は、ロンドン市長ランベス選挙区英語版選出の自由党の庶民院議員を務めたジェイムズ・クラーク・ローレンス英語版1869年12月16日に連合王国準男爵位として叙位されたのに始まるが、息子がなかったため、彼一代で廃絶した[5]

  • 初代準男爵サー・ジェイムズ・クラーク・ローレンス英語版 (1820–1897)

スローン・ガーデンズのローレンス準男爵 (1906年)

スローン・ガーデンズのローレンス準男爵(Lawrence baronets, of Sloane Gardens)は、インド総督秘書官やインド総督諮問機関インド参事会英語版のメンバーを務めたウォルター・ローパー・ローレンス英語版1906年7月13日に連合王国準男爵として叙位されたのに始まる[6]。現存。

  • 初代準男爵サー・ウォルター・ローパー・ローレンス英語版 (1857–1940)
  • 2代準男爵サー・パーシー・ローランド・ブラッドフォード・ローレンス (1886–1950)
  • 3代準男爵サー・デイヴィッド・ローランド・ウォルター・ローレンス(1929–2002)
  • 4代準男爵サー・クライヴ・ウィンダム・ローレンス (1939-)
    • 法定推定相続人は現当主の息子ジェイムズ・ウィンダム・ステュアート・ローレンス (1970-)

脚注

注釈

  1. ^ 準男爵位は爵位と異なり、準男爵という肩書だけ与えられる(「○○準男爵」といった形では与えられない)。他の準男爵位と区別する必要がある場合にのみ姓名を付けたり、由来する地名を付けたりして区別する。

出典

  1. ^ Lundy, Darryl. “Sir William Lawrence, 1st Bt.” (英語). thepeerage.com. 2019年12月10日閲覧。
  2. ^ Lundy, Darryl. “Sir Henry Waldemar Lawrence, 3rd Bt.” (英語). thepeerage.com. 2019年12月10日閲覧。
  3. ^ Lundy, Darryl. “Sir William Lawrence, 1st Bt.” (英語). thepeerage.com. 2019年12月10日閲覧。
  4. ^ Lee, Sidney, ed. (1892). "Lawrence, William (1783-1867)" . Dictionary of National Biography (英語). 32. London: Smith, Elder & Co. pp. 286–287.
  5. ^ Lundy, Darryl. “Sir James Clarke Lawrence, 1st and last Bt.” (英語). thepeerage.com. 2019年12月10日閲覧。
  6. ^ Lundy, Darryl. “Sir Walter Roper Lawrence, 1st Bt.” (英語). thepeerage.com. 2019年12月10日閲覧。



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