ロイヤル・キャサリン (戦列艦・初代)とは? わかりやすく解説

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ロイヤル・キャサリン (戦列艦・初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/05/10 12:19 UTC 版)


艦歴
建造: ウリッジ工廠
進水: 1664年
改名: 1706年、ラミリーズ
その後: 1760年難破
性能諸元[1]
クラス: 2等戦列艦
全長: 竜骨:121ft(37m)
全幅: 40ft(12m)
喫水: 17ft 2in(5.2m)
推進: 帆走(3本マストシップ
兵装: 各種口径の砲84門
性能諸元(1702年再建造)[2]
クラス: 2等戦列艦
全長: 砲列甲板:160ft(49m)
全幅: 44ft 6in(13.6m)
喫水: 18ft 6in(5.6m)
推進: 帆走(3本マストシップ
兵装: 各種口径の砲90門
性能諸元(1749年再建造)[3]
クラス: 2等戦列艦
全長: 砲列甲板:168ft(51m)
全幅: 48ft(15m)
喫水: 20ft 2in(6.1m)
推進: 帆走(3本マストシップ
兵装: 90門:

上砲列:18ポンド(8kg)砲26門
中砲列:12ポンド(5kg)砲26門
下砲列:32ポンド(15kg)砲26門
後甲板:6ポンド(3kg)砲10門
艦首楼:6ポンド(3kg)砲2門

ロイヤル・キャサリン(HMS Royal Katherine)は1664年進水のイギリス海軍の84門2等戦列艦。後にラミリーズ(HMS Ramillies)と改名した。

目次

経歴 [編集]

ロイヤル・キャサリンは1664年にクリストファー・ペットの手によりウリッジ工廠で進水した。[1]

第二次英蘭戦争では1665年6月13日ローストフトの海戦1666年6月11日から6月14日にかけての4日海戦、8月4日の聖ジェイムズ日の海戦に参戦、1667年メドウェイ川襲撃に際しては捕獲されないように自沈していた。第三次英蘭戦争におけるソールベイの海戦でロイヤル・キャサリンはオランダ海軍の手に落ちたが、その日のうちに奪還された。また、1673年6月8日のスホーネヴェルトの海戦にも参加した。

大同盟戦争では1692年3月29日バルフルール岬の海戦に加わった。

その後1702年にロイヤル・キャサリンは90門2等艦としてポーツマスで再建造され、スペイン継承戦争ではジョージ・ルーク提督の旗艦として使用された。1706年にはマールバラ公ジョン・チャーチルラミイの戦いにおける戦勝を記念してラミリーズ(HMS Ramillies)と改名された。また1749年にはポーツマスで2度目の再建造を施されている。[3]

七年戦争時にジョン・ビング提督がメノルカ島マオー港攻略に失敗した時の旗艦はラミリーズである。ビングは後に軍法会議にかけられ、銃殺刑に処された。

ラミリーズは最終的に1760年2月15日プリマス付近のボルトヘッドで難破し[3]、おおよそ700名の死亡者を出した。

参加海戦 [編集]

脚注 [編集]

  1. ^ a b Lavery, Ships of the Line vol.1, p160.
  2. ^ Lavery, Ships of the Line vol.1, p166.
  3. ^ a b c Lavery, Ships of the Line vol.1, p171.

参考文献 [編集]

  • Lavery, Brian (2003) The Ship of the Line - Volume 1: The development of the battlefleet 1650-1850. Conway Maritime Press. ISBN 0-85177-252-8.

関連項目 [編集]




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