レオカレスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 外国人名の読み方 > レオカレスの意味・解説 

レオカレス

名前 Leochares

レオカレス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/05 15:16 UTC 版)

『ベルヴェデーレのアポロン』。ヴァチカン美術館所蔵。
『鷲によって運ばれるガニュメデス』。紀元前325年頃のオリジナルのローマン・コピー。ヴァチカン美術館所蔵。

レオカレス古希: Λεοχάρης, Leōcharēs)は、紀元前4世紀頃の古代ギリシアアテナイ出身の彫刻家である。プラトンは『第十三書簡』でレオカレスに言及し、「若くて有能な芸術家」と呼んでいる。

作品

レオカレスはいくつかのゼウスの像、アポロンアレスの像、『鷲によって運ばれるガニュメデス』、若い商人と、後にアテナイのプリュタネイオン(市庁舎)に設置された三十人政権によって処刑された競技選手アウトリュコス(Autolycus)の像を制作した。

レオカレスは古代世界の七不思議の1つであるハリカルナッソスマウソロス廟の建設に携わった。『ヴェルサイユのディアナ英語版』や、ヴァチカン美術館の名高い『ベルヴェデーレのアポロン』の制作者であるとも考えられている。これらはレオカレスのオリジナルのローマ時代の複製である。

レオカレスが制作した肖像の彫刻の中で有名なものは、マケドニアピリッポス2世アレクサンドロス大王アミュンタス3世オリュンピアスマケドニアのエウリュディケ1世英語版の像で、これらの彫像は象牙と金で制作され、カイロネイアの戦い(紀元前338年)での勝利を祝って、ピリッポス2世によって建設されたオリンピアアルティスフランス語版にある円形の建築物であるフィリペイオンに配置された[1]

またリュシッポスとの共作でライオンを狩るアレクサンドロス大王の像を制作した。

ギャラリー

脚注

  1. ^ Waldemar Heckel 2006.

参考文献



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「レオカレス」の関連用語

レオカレスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



レオカレスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのレオカレス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS