ルドルフ2世 (ブルグント王)とは? わかりやすく解説

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ルドルフ2世 (ブルグント王)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 09:49 UTC 版)

ルドルフ2世
Rudolf II.
ブルグント王
イタリア王
在位 ブルグント王:912年 - 937年
イタリア王:922年 - 926年

出生 859年
死去 937年7月12日/13日
埋葬 ブルグント王国、サン=モーリス修道院
配偶者 ベルタ・フォン・シュヴァーベン
子女 コンラート
ルドルフ
ブルヒャルト1世
アーデルハイト
家名 ヴェルフ家
父親 ルドルフ1世
母親 ウィラ・ド・プロヴァンス
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ルドルフ2世(Rudolf II., 880年頃 - 937年7月12日または7月13日)は、ブルグント王(在位:912年 - 937年)、イタリア王(在位:922年 - 926年)。

生涯

ルドルフはブルグント系ヴェルフ家出身のブルグント王ルドルフ1世とプロヴァンス王ボソの娘ウィラの長男である。

ルドルフは領土を東北方面に広げようとし、916年にバーゼルなどシュヴァーベンの一部を得た。919年には、トゥールガウおよびチューリヒに侵攻したが、ヴィンタートゥールの戦いにおいてシュヴァーベン公ブルヒャルト2世に敗北した。その後はブルヒャルトと同盟し、922年に、ルドルフはブルヒャルトの娘ベルタと結婚した。

同年、ルドルフは南に軍を進め、921年にはイーヴレア辺境伯アダルベルト1世によりイタリア王に推戴された。その結果、923年に、皇帝ベレンガーリオ1世フィオレンツオーラ・ダルダピアチェンツァ)で衝突が起こったが、ルドルフが勝利し、ルドルフがイタリア王となった。

しかし、イタリア貴族はルドルフに対し反乱を起こすようになった。ブルヒャルト2世はシュヴァーベンから援護に駆けつけたが、926年4月、ノヴァーラにてミラノ大司教ランベルトとの戦いで戦死した。ルドルフはイタリアから撤退し、同年11月にヴォルムスにおいて、イタリア王位の象徴である聖槍を東フランク王ハインリヒ1世に引き渡した。

最終的に933年に、ルドルフはユーグ・ダルルにイタリア王位を譲り渡し、代わりにユーグから下ブルグント(低ブルグント)を得た(ブルグント王国の成立)。

ルドルフ2世は937年に死去し、サン=モーリス修道院に葬られた。ブルグント王位は息子のコンラートが継いだ。ルドルフ2世の寡婦ベルタは937年にユーグ・ダルルと結婚した。

子女

922年、シュヴァーベン公ブルヒャルト2世の娘ベルタ(907/8年 - 966年)と結婚した[1]

脚注

  1. ^ Ludwig A. Winterswyl, Otto der Grosse und das Erste Reich der Deutschen, Obelisk-Verlag, 1937, p.94

参考文献

  • Rudolf Schieffer, Rudolfinger[1] in Neue Deutsche Biographie (NDB). Band 22, Duncker & Humblot, Berlin, 2005, ISBN 3-428-11203-2, S. 198–200.
  • Bernd Schneidmüller, Die Welfen, Herrschaft und Erinnerung. Kohlhammer, Stuttgart, 2000, ISBN 3-17-014999-7.
先代
ベレンガーリオ1世
イタリア王
922年 - 926年
次代
ウーゴ
先代
ルドルフ1世
ユーラブルグント国王
912年 - 933年
次代
消滅
先代
新設
アルル国王
933年 - 937年
次代
コンラート



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