リーマ仕上げ
リーマ仕上げは、鋳抜きやドリリングであらかじめ加工された下穴を、高精度の穴径や真円度、良好な表面粗さに加工することである。工具であるリーマには、被削材に適した材質、正確な直径と切り刃、切り屑を効果的に排出する溝を有することなどが要求され、それらに対応するためにさまざまな工夫が施されたリーマが開発され、実用化されている。穴の公差等級で7級を確保するためには、リーマ仕上げが必要で、工具の摩耗管理に細心の注意が必要であるが、近年は工具材および表面処理が開発されて、工程の安定に寄与している。リーマ仕上げはエンジンや変速機のケース類など適用例は多い。
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