リンパ浮腫治療
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 09:11 UTC 版)
2017年、リンパ浮腫手術における検査法として、高周波超音波を利用して術前にリンパ管の状態を診断する世界初の方法を確立・発表した。また2020年に、OCT(Optical Coherence Tomography: 光干渉断層撮影)顕微鏡を用いたリンパ浮腫手術を世界で初めて発表。これらの技術により、検査や手術における造影剤の使用頻度低減を実現し、体への負担を大きく軽減することが可能となった。より効率的な手術が可能となり、効果的な術後成績を期待できることから、これらの方法は世界中で広がりつつある。この技術を伝えるべく、国内外問わず学会での研究発表・招待講演・招聘手術を積極的に行っている。 2017年9月、バルセロナで開かれた世界リンパ学会にてJournal of Surgical Oncology誌に掲載された内容を発表し外科治療部門で1位に選出されている。 2019年1月、最新の超高周波超音波(48-70MHz)を用いたリンパ管の同定法についての論文がPRS Global Openにて正式に公開された。 2020年10月、最新のOCT顕微鏡を用いたリンパ浮腫手術についての論文がJournal of Reconstructive Microsurgeryにて正式に公開された。
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