ラロン症候群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/04 07:45 UTC 版)
「インスリン様成長因子1」の記事における「ラロン症候群」の解説
IGF-1の産生またはIGF-1への応答ができない希少疾患では、各疾患に特有の成長不全がみられる。このような疾患の1つであるラロン症候群では、成長ホルモン受容体が欠損しているため、成長ホルモン療法(英語版)による効果は全く見られない。アメリカ食品医薬品局(FDA)はこれらの疾患をsevere primary IGF deficiency(重症原発性IGF欠損症)と呼ばれる疾患へ分類している。通常これらの疾患の患者は、正常または高い成長ホルモンレベル、標準身長から-3SD以下の低身長、-3SD以下のIGF-1レベルという特徴を有する。 ラロン症候群の患者は、がんや糖尿病の発症率が極めて低い。
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