ラピテース族の名祖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 03:22 UTC 版)
このラピテースは、テッサリアーの河神ペーネイオスの娘スティルベーとアポローンの子で、ケンタウロスと兄弟。一説にはアイネウスという兄弟もいた。エウリュノモスの娘オルシノメーとの間にポルバース、ペリパースを、また一説に母スティルベーとの間にトリオパースをもうけた。 ラピテース族の名前はラピテースに由来し、ラピテースはペーネイオス川流域を支配し、2人の子ポルバース、ペリパースも父の後を継いだ。しかしポルバースは後にエーリス地方に去り、一説によるとポルバースにアウゲイアースとアクトールが生まれた。一方、ペリパースにはアンティオーンという子供があり、アンティオーンからイクシーオーンが生まれたという。 ポルバースがラピテースの子であることはパウサニアースも述べている。またアンティオーンがイクシーオーンの父であることはアイスキュロスが現存しない悲劇『イクシーオーン』の中で述べたといわれている。
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