ラタナコシンドラ級砲艦とは? わかりやすく解説

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ラタナコシンドラ級砲艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/21 07:01 UTC 版)

ラタナコシンドラ級砲艦

1948年に撮影されたスコタイ
艦級概観
艦種 砲艦
艦名
前級 チャオプラヤ
次級 -
性能諸元
排水量 常備:886トン
満載:1,000トン
全長 53.04m
48.78m(水線長)
全幅 11.28m
吃水 3.28m
機関 形式不明石炭専焼水管缶2基
+レシプロ機関2基2軸推進
最大
出力
850hp
最大
速力
12.0ノット
航続
距離
10ノット/2,000海里
乗員 52名
兵装 アームストロング 15.2cm(-口径)単装砲2基
アームストロング 7.62cm(40口径)単装砲4基
装甲 舷側:31.8~57.2mm(水線部)
甲板:25.4mm(主甲板)
主砲塔:38.1mm(前盾)
主砲バーベット部:-mm(最厚部)
司令塔:120.7mm(最厚部)

ラタナコシンドラ級砲艦gunboat Ratnakosindra class) は、タイ海軍砲艦の艦級である。

概要

本級は、タイが自国の沿岸警備のためにイギリスのアームストロング・ホイットワース社に発注した砲艦である。

艦形

本級の船体形状は船首楼型であった。船首楼上に主砲としてアームストロング製の15.2cm(45口径)単装砲を箱型の砲塔に収めて1基を配置、下部に司令塔を組み込んだ操舵艦橋を基部として頂上部に見張り所を持つ単脚式のマストが1本立つ。船体中央部に細身の1本煙突が立ち、煙突後部は艦載艇置き場となっていた。艦橋の両脇と煙突の両脇にはアームストロング 7.62cm(40口径)単装砲が1基ずつの計4基配置されていた。後部甲板上に簡素な単脚式の後部マストが立ち、そこから甲板1段分下がって2番砲塔が後向きに配置された。

同型艦

  • ラタナコシンドラ(Ratnakosindra)

第一次世界大戦前に発注されて1914年にエルジック造船所で起工されるも、戦争中に船台を開けるため解体される[1]。戦後改めて発注されてハイ・ウォーカー造船所で建造され、設計変更もされた[1]。 1924年9月29日起工[1]。1925年4月21日進水[1]。1925年8月10日最終試験[1]。 1925年8月31日にタイへ向けて出発したが衝突事故にあい、10月10日に改めて出発した[1]。 1968年8月2日沈没処分[要出典]

  • スコタイ(Sukhothai)

イギリス、ヴィッカーズ・アームストロング社造船所で1928年12月起工、1929年11月19日進水、1930年10月6日竣工。1970年12月除籍。

参考文献

  • Peter Brook, Warships for Export: Armstrong Warships 1867-1927, World Ship Society, 1999, ISBN 0-905617-89-4

関連項目

外部リンク

  1. ^ a b c d e f Peter Brook, Warships for Export, p. 42



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