ラクチュシンとは? わかりやすく解説

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ラクチュシン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/17 05:20 UTC 版)

ラクチュシン
識別情報
CAS登録番号 1891-29-8
PubChem 821383
日化辞番号 J336.202G
KEGG C09489
特性
化学式 C15H16O5
モル質量 276.28 g/mol
外観 白色結晶性固体
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ラクチュシン(Lactucin、ラクツシン)は、白色結晶性固体を形成する苦味物質であり、セスキテルペンラクトン類に分類される。レタスの一部の品種に含まれ、ラクツカリウム英語版の原料の1つとされる。ラクチュシンは睡眠鎮痛鎮静作用を示すことが明らかにされている[1]。また、抗マラリア作用を示す[2]。ラクチュシンはたんぽぽコーヒーにも含まれる。

ラクチュシンはアデノシン受容体アゴニストとして働く。

脚注

  1. ^ Wesołowska A, Nikiforuk A, Michalska K, Kisiel W, Chojnacka-Wójcik E (2006). “Analgesic and Sedative Activities of Lactucin and some Lactucin-Like Guaianolides in Mice”. Journal of Ethnopharmacology 107 (2): 254–258. doi:10.1016/j.jep.2006.03.003. PMID 16621374. 
  2. ^ Bischoff TA, Kelley CJ, Karchesy Y, Laurantos M, Nguyen-Dinh P, Arefi AG (2004). “Antimalarial Activity of Lactucin and Lactucopicrin: Sesquiterpene Lactones Isolated from Cichorium intybus L.”. Journal of Ethnopharmacology 95 (2–3): 455–457. PMID 15507374. 

関連項目




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