ヨムスヴァイキング・パルナトケ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 09:13 UTC 版)
「ハーラル1世 (デンマーク王)」の記事における「ヨムスヴァイキング・パルナトケ」の解説
ヨムスヴァイキングのパルナトケ(パルナトキ、Palnatoke)は、自分が弓の名手で遠く離れた所からも小さなリンゴを射落とせると自慢していた。それを聞いたハーラルはリンゴをパルナトケの息子の頭にのせ、このリンゴを射落としてみろとパルナトケに命じた。パルナトケは息子を落ち着かせると矢を3本手にしてリンゴを狙った。パルナトケの放った矢は見事リンゴを射抜いた。これを見届けたハーラルが「なぜ矢を3本も取ったのだ」と聞いたところ、パルナトケは「射損なったら、残りの2本の矢であなたに復讐するつもりだったからです」と答えた。 またあるとき、パルナトケが自分はハーラルよりもスキーが上手いと自慢し、ハーラルは、それではクールン岬(Kullen)を滑り降りてみろと命じた。岬は岩だらけの断崖で、パルナトケは岩にぶつかりスキーが壊れながらもなんとか生きて海辺まで降り、舟に拾われてその場を離れた。これ以降、パルナトケはハーラルに敵意を抱くようになった。
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