ユングフラウ鉄道Bhe 4/8形電車とは? わかりやすく解説

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ユングフラウ鉄道Bhe 4/8形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 18:48 UTC 版)

ユングフラウ鉄道Bhe 4/8形電車
221(2017年撮影)
基本情報
製造所 シュタッドラー・レール
製造年 2016年
製造数 4両(221 - 224)
運用開始 2016年
投入先 ユングフラウ鉄道
主要諸元
編成 3車体連接車、両運転台
軸配置 1Az'1Az'1Az'1Az'
軌間 1,000 mm
電気方式 交流1,125 V 50 Hz
架空電車線方式三相交流
最高運転速度 33 km/h
車両定員 216人(着席168人)
折り畳み座席14人分
全長 47,860 mm
全幅 2,600 mm
全高 3,350 mm
床面高さ 650 mm(低床部分)
980 mm(高床部分)
車輪径 605 mm
固定軸距 2,200 mm
出力 1,400 kw
備考 主要数値は[1][2][3]に基づく。
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Bhe 4/8形は、スイス登山鉄道であるユングフラウ鉄道に在籍する電車の形式。バリアフリーや快適性の向上を図った車両で、2016年から営業運転を開始した[1][2][3]

概要

スイス登山鉄道であるユングフラウ鉄道は、2013年に路線の近代化や旧型車両の置き換えを目的にシュタッドラー・レールへ向けて、歴代の車両から数えて4代目にあたる新型電車を発注した。これがBhe 4/8形である[1][2]

両運転台式の3車体連接車で、車内にはバリアフリー向上を目的とした低床部分が乗降扉付近に3箇所設置されている。営業運転時における最高速度は従来の車両から向上した33 km/hで、後述する新ダイヤに合わせた高速運転が可能となっている。また、車内の床にはカーペットが、座席には革製のヘッドレストが採用されている他、空気ばねを取り入れた台車による乗り心地の改善、断熱材を使用した車体、大きな窓など、列車を利用する観光客の快適性向上が様々な面から図られているのも特徴である[1][2][3]

4両(221 - 224)が製造されており、2016年8月25日に出発式が行われた後、2016/2017年冬ダイヤに合わせて営業運転に投入されている[1][2][4]

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c d e DREITEILIGER ZAHNRAD-GELENKTRIEBZUG Jungfraubahn (JB), Schweiz”. Stadler. 2023年1月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e New Low-Floor Railcars”. jungfrau.ch. 2023年1月22日閲覧。
  3. ^ a b c «HOCH HINAUS IM BERNER OBERLAND» BAHNJOURNALISTENREISE, 22.08.2018, MEIRINGEN”. Stadler (2018年8月22日). 2023年1月22日閲覧。
  4. ^ Rollmaterial & Werkstätten TST Fachtagung 2019”. jungfrau.ch (2019年5月16日). 2023年1月22日閲覧。



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