ヤニス・イカウニェクスとは? わかりやすく解説

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ヤニス・イカウニェクス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/28 09:09 UTC 版)

ヤニス・イカウニェクス
名前
ラテン文字 Jānis Ikaunieks
基本情報
国籍  ラトビア
生年月日 (1995-02-16) 1995年2月16日(28歳)
出身地 クルディーガ
身長 182cm
体重 74kg
選手情報
在籍チーム クオピオン・パロセウラ
ポジション MF
背番号 10
利き足 左足
ユース
2005-2013 リエパーヤス・メタルルグス
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2012-2013 リエパーヤス・メタルルグスII 21 (11)
2013-2014 リエパーヤス・メタルルグス 19 (3)
2014-2015 リエパーヤ 32 (23)
2015-2018 メス 12 (0)
2015-2017 メスII 14 (4)
2017 AEL (loan) 10 (1)
2017-2018 リエパーヤ (loan) 6 (0)
2018-2020 リエパーヤ 41 (16)
2020 ストレームスゴトセト 6 (0)
2020 RFS 14 (7)
2021- KuPS 27 (8)
代表歴2
2011  ラトビア U-18 1 (1)
2013  ラトビア U-19 1 (0)
2014  ラトビア U-21 2 (0)
2014-  ラトビア 45 (11)
1. 国内リーグ戦に限る。2022年9月25日現在。
2. 2022年9月25日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ヤニス・イカウニェクスラトビア語: Jānis Ikaunieks, 1995年2月16日 - )は、ラトビアプロサッカー選手ラトビア代表クオピオン・パロセウラ所属。ポジションはミッドフィールダー

経歴

クラブ

クルディーガに生まれ、幼少期をリエパーヤス・メタルルグスの下部組織で過ごした。2012シーズン、1.リーガで20試合に出場、11ゴールを挙げ、リエパーヤス・メタルルグスIIのリーグ優勝に貢献した。この活躍もあり、翌2013シーズンにトップチームに昇格。2013年4月7日、ダウガヴァ・リガ戦でヴィルスリーガデビューを果たした。このシーズン、リーグ戦19試合に出場し、3ゴールを記録した。シーズン終了後、財政難に陥っていたクラブは解散し、イカウニェクスやチームメイトの多くは、後を継ぐ形で設立されたリエパーヤに移籍した[1]

控え選手という立場で新シーズンをスタートしたが、際立った活躍でスターティングメンバーの座を掴み、5月にはヴィルスリーガの月間最優秀選手にも選出された[2]。2014年6月11日、7-0で大勝したユールマラ英語版戦では4ゴールを挙げる活躍を見せた[3]。リーグ戦32試合に出場し23ゴールを挙げ、スコントヴラディスラフス・グトコフスキスに次いで得点ランク2位となった。8月には、クロアチアプルヴァHNL王者であったディナモ・ザグレブのトライアルに参加[4]。9月、シーズン2回目となるリーグ月間最優秀選手に選出された[5]。10月には、アヤックスメスVfBシュトゥットガルトウディネーゼといったクラブがイカウニェクスに関心を示していると報じられた[6]。12月5日、イカウニェクスはこのシーズンのヴィルスリーガ最優秀ミッドフィールダー、そして最優秀選手に選ばれた[7]

12月23日、4年契約でリーグ・アンメスに加入することをメスの会長が明かした[8]。2015年1月7日、移籍が正式に決定。移籍金は非公表。1月20日、クープ・ドゥ・フランスUSアヴランシュ英語版戦でデビューし、試合も勝利した[9]。1月31日、スコアレスドローに終わったニース戦でリーグ・アン初出場。

2016年12月、半年間の期限つきでギリシャ・スーパーリーグAELに移籍。2017年1月4日、ヴェリア戦で初出場し、2-1で勝利した。1月18日、再びヴェリアとの対戦でAELでの唯一のゴールを挙げ、1-1で引き分けた。報道によれば契約に買い取りオプションは設定されておらず、シーズン終了後にメスへ戻った[10]

2017年6月15日、期限つき移籍で古巣のリエパーヤに復帰することが発表された[11]。6月18日、復帰初戦でヴェンツピルスに1-0で勝利した。しかし中足骨骨折により2か月の離脱を余儀なくされ、このシーズン、リーグ戦6試合とカップ戦の決勝戦、計7試合の出場にとどまった。シーズン終了後、リエパーヤに完全移籍となった。2018シーズンは、リーグ戦17試合で9ゴール3アシストを記録するなど、すぐさまチームの重要な戦力となったが、不運なことに8月末に再び負傷してしまい、約3か月の戦線離脱となった。復帰を果たした2019シーズンも活躍し、リーグ戦24試合で7ゴールを挙げ、UEFAヨーロッパリーグ予選のディナモ・ミンスク戦でもゴールを記録した。

2020年2月11日、ノルウェーストレームスゴトセトと契約を交わした[12]。6月17日、スタルト戦で初出場し、2-2で引き分けた。しかしクラブに在籍したのは数か月で、リーグ戦の出場は6試合にとどまり、8月1日、双方の合意に基づいて契約を解除した[13]

8月6日、ラトビアに戻り、ヴィルスリーガのRFSに加入した[14]。8月8日、古巣のリエパーヤ戦で初出場し、3-0で勝利した。8月12日、4-0で勝利したイェルガヴァ戦でRFSでの初ゴールを記録。

2021年2月22日、2年契約でフィンランドKuPSに移籍した[15]

代表

U-18を皮切りに世代別代表に名を連ね、2014年10月13日、EURO 2016予選トルコ戦にフル出場し、A代表デビュー[16]。後に計算してみると、1999年に代表デビューしたマーリス・ヴェルパコフスキスの記録とちょうど同じ、19歳7か月25日での出場であった[17]。代表初ゴールは2016年3月29日に行われたジブラルタルとの親善試合。この試合では2ゴールを挙げ、5-0で勝利した。

人物

兄のダーヴィス英語版もプロサッカー選手であり、現在はチェコ1部リーグバウミト・ヤブロネツに所属している[18]

個人成績

クラブ

国内大会個人成績
年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
ラトビア リーグ戦 リーグ杯 ラトビア杯 期間通算
2012 リエパーヤス・メタルルグスII 1.リーガ 20 11 20 11
2013 1 0 1 0
リエパーヤス・メタルルグス ヴィルスリーガ 19 3 3 0 22 3
2014 リエパーヤ 32 23 3 1 35 24
フランス リーグ戦 F・リーグ杯 フランス杯 期間通算
2014-15 メスII CFA 6 2 - - 6 2
メス 28 リーグ・アン 4 0 2 0 6 0
2015-16 メスII CFA 3 2 - - 3 2
メス 28 リーグ・ドゥ 8 0 1 0 9 0
2016-17 メスII CFA 5 0 - - 5 0
ギリシャ リーグ戦 リーグ杯 エラーダス杯 期間通算
2016-17 AEL スーパーリーグ 10 1 - 0 0 10 1
ラトビア リーグ戦 リーグ杯 ラトビア杯 期間通算
2017 リエパーヤ 10 ヴィルスリーガ 6 0 1 0 7 0
2018 8 17 9 1 0 18 9
2019 10 25 12 1 0 26 12
ノルウェー リーグ戦 リーグ杯 ノルウェー杯 期間通算
2020 ストレームスゴトセト 23 エリテセリエン 6 0 - 0 0 6 0
ラトビア リーグ戦 リーグ杯 ラトビア杯 期間通算
2020 RFS 10 ヴィルスリーガ 14 7 3 1 17 8
フィンランド リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
2021 KuPS 10 ヴェイッカウス 8 3 - 2 1 10 4
2022 19 5 - 3 1 22 6
通算 ラトビア 1.リーガ 21 11 21 11
ラトビア ヴィルスリーガ 113 54 9 2 122 56
フランス CFA 14 4 - - 14 4
フランス リーグ・ドゥ 8 0 1 0 9 0
フランス リーグ・アン 4 0 2 0 6 0
ギリシャ スーパーリーグ 10 1 - 0 0 10 1
ノルウェー エリテセリエン 6 0 - 0 0 6 0
フィンランド ヴェイッカウス 27 8 - 5 2 32 10
総通算 203 78 17 4 220 82

代表


ラトビア代表 国際Aマッチ
出場 得点
2014 3 0
2015 4 0
2016 7 2
2017 4 0
2018 3 1
2019 5 0
2020 7 3
2021 6 1
2022 5 3
通算 45 11

ゴール

# 年月日 開催地 対戦国 勝敗 試合概要
1. 2016年3月29日 ヴィクトリア・スタジアム ジブラルタル  ジブラルタル ○5-0 親善試合
2.
3. 2018年6月2日 Daugava Stadium( ラトビアリガ  エストニア ○1-0 バルティックカップ 2018
4. 2020年10月10日 トースヴェリュール フェロー諸島トースハウン  フェロー諸島 △1-1 UEFAネーションズリーグ2020-21・リーグD
5. 2020年11月17日 Estadi Nacional( アンドラアンドラ・ラ・ベリャ  アンドラ ○5-0
6.
7. 2021年2月24日 スコント・スタディオン ラトビア・リガ)  モンテネグロ ●1-2 2022 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループG
8. 2022年6月3日 Daugava Stadium  アンドラ ○3-0 UEFAネーションズリーグ2022-23・リーグD
9. 2022年6月10日 スタディオヌル・ジンブル モルドバキシナウ  モルドバ ○4-2
10.
11. 2022年9月22日 Daugava Stadium ●1-2

タイトル

クラブ

リエパーヤス・メタルルグスII
  • 1.リーガ(2012)
リエパーヤ

代表

個人

  • ヴィルスリーガ年間最優秀ミッドフィールダー(2014)
  • ヴィルスリーガ年間最優秀選手(2014)

脚注

  1. ^ Virslīgā spēlēs FK "Liepāja"” (ラトビア語). liepajniekiem.lv (2014年1月23日). 2015年1月26日閲覧。
  2. ^ Virslīgas labākie maijā - J.Ikaunieks un Beškarevs” (ラトビア語). sportacentrs.com (2014年6月6日). 2015年1月26日閲覧。
  3. ^ Jānim Ikauniekam pokers, "Liepāja" ar 7:0 pazemo "Jūrmalu"” (ラトビア語). liepajniekiem.lv (2014年6月11日). 2015年1月26日閲覧。
  4. ^ Zagrebas "Dinamo" interesējas par J.Ikaunieku” (ラトビア語). nra.lv (2014年8月6日). 2015年1月26日閲覧。
  5. ^ Labākie septembrī - Jānis Ikaunieks un Viktors Dobrecovs” (ラトビア語). sportacentrs.com (2014年10月10日). 2015年1月26日閲覧。
  6. ^ Adrian Franke (2014年10月23日). “Stuttgart an Ikaunieks dran?” (ドイツ語). n24.de. 2015年5月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月26日閲覧。
  7. ^ Jānis Ikaunieks - Latvijas "SMScredit.lv Virslīgas" labākais pussargs un futbolists” (ラトビア語). liepajniekiem.lv (2014年12月5日). 2015年1月26日閲覧。
  8. ^ “Bernard Serin: "Albert Cartier et son staff ont toute ma confiance"” (フランス語). Luxemburger Wort. (2014年12月23日). http://www.wort.lu/fr/sport/football-avec-le-president-du-fc-metz-bernard-serin-albert-cartier-et-son-staff-ont-toute-ma-confiance-54998b790c88b46a8ce4b4af 2014年12月23日閲覧。 
  9. ^ Agris Suveizda (2015年1月20日). “Jānis Ikaunieks debitē, "Metz" tikai pagarinājumā uzvar 3. līgas klubu” (ラトビア語). sportacentrs.com. 2015年1月26日閲覧。
  10. ^ Janis Ikaunieks (Metz) transféré à Larissa” (フランス語). レキップ (2016年12月27日). 2016年12月27日閲覧。
  11. ^ “Βρήκε ομάδα ο Ικάουνιεκς!” (ギリシア語). (2017年6月15日). オリジナルの2017年6月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170618212454/http://rockngoal.com.gr/diethni/evropaikaprotathlimata/44123-vrikeomadaoikaounieks.html 2017年6月15日閲覧。 
  12. ^ Klar for Godset” (ノルウェー語). Strømsgodset (2020年2月11日). 2020年2月11日閲覧。
  13. ^ Alexander Jansen. “Godset-spiller Janis Ikaunieks løst fra kontrakten” (ノルウェー語 (ブークモール)). Drammen Live24. 2020年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月1日閲覧。
  14. ^ Norvēģiju priekšlaicīgi atstājušais Ikaunieks pievienojies RFS” (ラトビア語). LETA. 2020年8月6日閲覧。[リンク切れ]
  15. ^ Latvijas izlases futbolists Jānis Ikaunieks karjeru turpinās Somijas klubā «KuPS»” (ラトビア語). lsm.lv (2021年2月22日). 2021年2月22日閲覧。
  16. ^ Latvija-Turcija (1:1)” (ラトビア語). ラトビアサッカー連盟 (2014年10月13日). 2014年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月26日閲覧。
  17. ^ Ikaunieks atkārto Verpakovska vecuma rekordu debijā izlasē” (ラトビア語). irliepaja.lv (2014年10月13日). 2016年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月26日閲覧。
  18. ^ ヤニス・イカウニェクス - Soccerwayによる個人成績。2015年1月26日閲覧。

外部リンク




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