メリチェイの聖母
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 01:57 UTC 版)
メリチェイの聖母については12世紀後半の物語として次のような伝承が伝わっている。 ある冬の公現祭の日、メリチェイの村人がカニーリョまで礼拝へ出かける途中、道端にバラの花が咲いているのを目にした。村人はそのバラの下に聖母子像を見つけ、カニーリョの教会に安置した。ところが次の日、同じバラの下に聖母子像が戻っていた。そこで人々はエンカンプの教会においてきたが、その翌日にもまた元の場所に戻ってきた。不思議なことに、真冬にもかかわらずバラの周囲に雪は積もっていなかった。メリチェイの村人はこれを天のお告げと受け取り、そこに教会を建てて聖母子像をおいた。これがメリチェイの聖母教会の始まりだという。
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