ミハイロ・ムドリク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/29 14:40 UTC 版)
|
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
![]()
ムドリク(2023年)
|
||||||
名前 | ||||||
本名 | ミハイロ・ペトロヴィチ・ムドリク Mykhailo Petrovych Mudryk |
|||||
カタカナ | ミハイロ・ムドリク | |||||
ラテン文字 | Mykhailo Mudryk | |||||
ウクライナ語 | Михайло Петрович Мудрик | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | ![]() |
|||||
生年月日 | 2001年1月5日(24歳) | |||||
出身地 | クラスノフラド | |||||
身長 | 175 cm | |||||
体重 | 61 kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | ![]() |
|||||
ポジション | FW | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2010-2014 | ![]() |
|||||
2014-2016 | ![]() |
|||||
2016-2018 | ![]() |
|||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2018-2023 | ![]() |
29 | (9) | |||
2019 | →![]() |
10 | (0) | |||
2020 | →![]() |
10 | (0) | |||
2023- | ![]() |
53 | (5) | |||
代表歴2 | ||||||
2016 | ![]() |
2 | (0) | |||
2016-2017 | ![]() |
9 | (3) | |||
2017-2018 | ![]() |
8 | (3) | |||
2018-2019 | ![]() |
11 | (5) | |||
2019-2021 | ![]() |
16 | (3) | |||
2022- | ![]() |
28 | (3) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2025年7月10日現在。 2. 2024年10月29日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
ミハイロ・ムドリク(ウクライナ語: Михайло Петрович Мудрик, ラテン文字転写: Mykhailo Petrovych Mudryk, 2001年1月5日 - )は、ウクライナ・ハルキウ州クラスノフラド出身のプロサッカー選手。ウクライナ代表。プレミアリーグ・チェルシーFC所属。ポジションはフォワード。
経歴
クラブ
2010年にメタリスト・ハルキウの下部組織に入団[1]。2014年にFCドニプロに移籍し、さらに2年後にシャフタール・ドネツクの下部組織に入団した[2]。2018年11月1日、ウクライナ・カップのオリンピク・ドネツィク戦でトップチームデビュー[2][3]。2018-19シーズンの後半戦は、アルセナル・キエフにローン移籍した[4]。2020-21シーズンはデスナ・チェルニーヒウにローン移籍し、リーグ戦10試合に出場した[2]。
2021年5月にロベルト・デ・ゼルビが監督に就任すると、本格的にチームの戦力となり、2021年9月18日のイリチヴェツ・マリウポリ戦で初ゴールを挙げた[2][5]。ロシアによるウクライナ侵攻で公式戦が中止になるまで、11試合で2得点7アシストを記録し、チャンピオンズリーグでもグループステージの全6試合に出場していた[6]。2021年のシャフタール・ドネツクの年間最優秀選手に選ばれたほか、2022年のウクライナの年間最優秀選手にも選ばれた[2]。
2023年1月15日、イングランドのチェルシーに8年半契約で移籍[7]。移籍金はウクライナサッカー史上最高額となる7,500万ユーロ+出来高2,500万ユーロ程とされており、シャフタールはその中から2,500万ドルをウクライナ兵や遺族支援に寄付することを発表した[8]。2023年1月21日、プレミアリーグのリヴァプール戦で移籍後初出場[2][9]。2月4日のフラム戦で移籍後初のスタメン出場[2][10]。
2023年8月8日、背番号を10番に変更したことが発表された[11]。10月3日に行われたフラム戦で移籍後初ゴールを挙げた[12]。
2024年12月17日、ドーピング検査で陽性反応が示された。ムドリクは「禁止薬物を故意に摂取したことはない」としている[13][14]。2025年6月18日、FAはドーピング違反の疑いでムドリクを告発し、最長で4年の出場停止処分となる可能性がある。2024年12月以降、ムドリクは(怪我も含めて)試合には出場していない[15]。
代表
各世代別代表に選出されており、2022年5月11日に行われたボルシアMGとの親善試合では先制点を挙げた[16]。6月1日、2022 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選のプレーオフのスコットランド戦に途中出場し[17]、代表デビューした[2]。
2024年6月7日、UEFA EURO 2024のウクライナ代表に選ばれた。
2024年10月12日、UEFAネイションズリーグのジョージア戦で前半35分に挙げた先制点を皮切りにキーパス1本、デュエル勝利数8を記録するなど高プレイを連発したことにより、勝利に貢献し、同試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた[18]。
人物・エピソード
敬虔なクリスチャンであり、首には「Only Jesus」と書かれたタトゥーが施されている[4]。幼少の頃に、社交ダンスのレッスンを受けることがサッカーをするための条件として母から提示され[4]、2年間社交ダンスを習っていた[1]。
個人成績
クラブ
国内大会個人成績 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
ウクライナ | リーグ戦 | リーグ杯 | ウクライナ杯 | 期間通算 | |||||||
2018-19 | シャフタール・ドネツィク | 91 | プレミアリーガ | 0 | 0 | - | 1 | 0 | 1 | 0 | |
アルセナル・キーウ | 10 | 0 | - | - | 10 | 0 | |||||
2019-20 | シャフタール・ドネツィク | 3 | 0 | - | 0 | 0 | 3 | 0 | |||
2020-21 | デスナ・チェルニーヒウ | 14 | 10 | 0 | - | 1 | 0 | 11 | 0 | ||
シャフタール・ドネツィク | 91 | 3 | 0 | - | - | 3 | 0 | ||||
2021-22 | 20 | 11 | 2 | - | 1 | 0 | 12 | 2 | |||
2022-23 | 10 | 12 | 7 | - | - | 12 | 7 | ||||
イングランド | リーグ戦 | FLカップ | FAカップ | 期間通算 | |||||||
2022-23 | チェルシー | 15 | プレミアリーグ | 15 | 0 | - | - | 15 | 0 | ||
2023-24 | 10 | 31 | 5 | 5 | 1 | 5 | 1 | 41 | 7 | ||
2024-25 | 7 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 9 | 0 | |||
通算 | ウクライナ | プレミアリーガ | 49 | 9 | - | 3 | 0 | 52 | 9 | ||
イングランド | プレミアリーグ | 53 | 5 | 7 | 1 | 5 | 1 | 65 | 7 | ||
総通算 | 102 | 14 | 7 | 1 | 8 | 1 | 117 | 16 |
代表
ウクライナ代表 | 国際Aマッチ | |
---|---|---|
年 | 出場 | 得点 |
2022 | 8 | 0 |
2023 | 8 | 1 |
2024 | 10 | 2 |
通算 | 28 | 3 |
ゴール
# | 年月日 | 開催地 | 対戦国 | 勝敗 | 試合概要 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 2023年10月17日 | National Stadium(![]() |
![]() |
○3-1 | UEFA EURO 2024予選 |
2. | 2024年3月26日 | ヴロツワフ市立競技場(![]() |
![]() |
○2-1 | |
3. | 2024年10月11日 | ポズナン市立競技場(![]() |
![]() |
○1-0 | UEFAネーションズリーグ2024-25・リーグB |
脚注
- ^ a b 篠崎直也 (2023年2月7日). “ミハイロ・ムドリク。22歳のアタッカーが、ウクライナ人史上最高額の選手へと上り詰めるまで”. footballista. 2023年8月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “Mykhailo Mudryk”. チェルシーFC. 2023年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月17日閲覧。
- ^ “Shakhtar Donetsk vs. Olimpik Donetsk - 31 October 2018 - Soccerway”. int.soccerway.com. 2023年8月17日閲覧。
- ^ a b c Mark Doyle (2023年1月21日). “"ウクライナのネイマール"チェルシーの新WGムドリクに140億の価値がある理由”. Goal.com. 2023年8月17日閲覧。
- ^ “Mariupol' vs. Shakhtar Donetsk - 18 September 2021 - Soccerway”. int.soccerway.com. 2023年8月17日閲覧。
- ^ “ユーベがシャフタールのウクライナ代表FWを狙う? ディ・マリアの状況に関わらず獲得を目指す構えか”. (2022年6月10日) 2022年6月10日閲覧。
- ^ “チェルシーがムドリク獲得を正式発表! 総額139億円で“ハイジャック”、8年半契約締結”. SOCCERKING (2023年1月15日). 2023年1月15日閲覧。
- ^ 遠田寛生 (2023年1月17日). “移籍金32億円で兵士や遺族を支援 ウクライナ強豪サッカークラブ”. 朝日新聞. 2023年1月20日閲覧。
- ^ “Liverpool vs. Chelsea - 21 January 2023 - Soccerway”. int.soccerway.com. 2023年8月17日閲覧。
- ^ “Chelsea vs. Fulham - 3 February 2023 - Soccerway”. int.soccerway.com. 2023年8月17日閲覧。
- ^ “チェルシーが今季の背番号を発表! スターリングが「7」ムドリクが「10」など変更多数”. サッカーキング (2023年8月8日). 2023年8月17日閲覧。
- ^ “ムドリク、チェルシー24試合目にして待望の初ゴール!指揮官は「成長と適応の問題だった。我慢は必要」”. www.goal.com (2023年10月3日). 2023年10月5日閲覧。
- ^ “チェルシー、ムドリクの“ドーピング陽性”を発表…本人は故意での使用を否定「何も悪いことはしていない」”. SOCCERKING (2024年12月17日). 2025年7月10日閲覧。
- ^ James Olley (2024年12月17日). “Chelsea's Mykhailo Mudryk in positive drug test, faces ban” (英語). ESPN. 2025年7月10日閲覧。
- ^ Alex Brotherton (2025年6月18日). “FA charge Chelsea's Mudryk with doping offences” (英語). BBCスポーツ. 2025年7月10日閲覧。
- ^ “ウクライナ代表、ロシアによる軍事侵攻後初の試合実施…親善試合でボルシアMGに勝利”. SOCCERKING (2022年5月12日). 2022年6月10日閲覧。
- ^ “Scotland vs. Ukraine - 1 June 2022 - Soccerway”. int.soccerway.com. 2023年8月17日閲覧。
- ^ “ウクライナ代表MFムドリクはジョージア戦で決勝点を挙げてMOMに 今季は本領発揮の予感”. theWORLD. 2024年10月12日. 2024年10月13日閲覧.
外部リンク
- ミハイロ・ムドリク - National-Football-Teams.com
- ミハイロ・ムドリク - Soccerway.com
- ミハイロ・ムドリク - Soccerbase.comによる選手データ
- ミハイロ・ムドリク - FootballDatabase.eu
- ミハイロ・ムドリク - WorldFootball.net
- ミハイロ・ムドリク - Transfermarkt.comによる選手データ
- ミハイロ・ムドリク - UEFA
- ミハイロ・ムドリク - ウクライナサッカー連盟
- ミハイロ・ムドリク - レキップ
- ミハイロ・ムドリク - playmakerstats.com
- ミハイロ・ムドリク (@mmudryk10) - Instagram
|
---|
- ミハイロ・ムドリクのページへのリンク