マーティン・アトキンソンとは? わかりやすく解説

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マーティン・アトキンソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 09:01 UTC 版)

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アトキンソン
個人情報
フルネーム Martin Atkinson
他職業 教師
国内
リーグ 役割
1998– 2000 フットボールリーグ 副審
2000– 2003 プレミアリーグ 副審
2002– 2003 フットボールカンファレンス 主審
2003– 2005 フットボールリーグ 主審
2005– プレミアリーグ 主審
国際
リーグ 役割
2006–2018 FIFA 主審

マーティン・アトキンソン(Martin Atkinson、1971年5月31日 - )は、イングランドウェスト・ヨークシャー出身のプレミアリーグおよびFIFAサッカー審判員。ちなみにあだ名は「アホキンソン」「第二のマイクディーン」「イングランドのジャンルカ・ロッキ」と言われている。

ウェスト・ヨークシャーのブラッドフォード生まれではあるが、現在はリーズ近郊を拠点し、ウェスト・ライディング・カウンティ・フットボール・アソシエーションに所属している[1]

経歴

アトキンソンの審判経験は16歳の頃からの審判を置かないローカルチームの主審から始まった。1998年フットボールリーグの副審に昇格し、2000年にはセレクト・グループ・レフェリーの副審に昇格した。2002年12月からはフットボールカンファレンスの試合において主審を務めた[2]

2005年にセレクト・グループ・レフェリーに昇格し、プレミアリーグで主審を、2006年からはFIFAの国際主審も務めるようになった。

2015年5月のUEFAヨーロッパリーグの決勝の主審に任命された。[3] (その決勝の追加副審には同様にイングランド出身でプレミリーグのアンソニー・テイラー (サッカー審判員)、アンドレ・マリナーが選出された。)

話題となった判定

2015年2月21日に行われたプレミアリーグのチェルシーFCバーンリーFCにおいてバーンリーのアシュリー・バーンズがチェルシーのブラニスラヴ・イヴァノヴィッチおよびネマニャ・マティッチに見舞ったタックルに対して、 アトキンソンはカードを出さなかった。このタックルはとても危険なものだったとしてジョゼ・モウリーニョ監督が判定およびタックルを激しく批判した[4]。その主張中においてバーンリーの重要なファールが4回は見逃されたとされている[5]。なお報復行為に出たマティッチに対してはレッドカードを提示した。[6]

2015年3月のプレミアリーグ第30節、リバプールFCマンチェスター・ユナイテッドFC戦においてユナイテッドのアンデル・エレーラのタックルを受けたスティーブン・ジェラードがエレーラの足を踏みつけた行為に対して一発でのレッドカードを出した。ジェラードはその試合の後半からアダム・ララーナに代わって出場した直後だった。なおリバプールサイドからこの判定に対して抗議はなく、ジェラード自身も受け入れるしかない、皆に謝りたいと謝罪を表明した[7]

2021年9月19日に行われたプレミアリーグ第5節、マンチェスターユナイテッドFC対ウェストハム・ユナイテッドFC戦においてマンチェスターユナイテッドに不可解な判定を繰り返しクリスティアーノ・ロナウドが受けたファウルを取らず最終的には試合終了間際にウェストハムにPKを与えるという失態を犯した。日本のTwitter上では「アホキンソン」と批判を受ける。ちなみに「アトキンソンがロナウドのPKスルーという仕事をしていなかったら感動的な終わりはなかった」という意見もある

逸話

2015年5月のUEFAヨーロッパリーグの決勝の主審を任されることは大変な名誉であると語った[8]

統計

シーズン 試合 平均 平均
2002/03 9 28 3.11 3 0.33
2003/04 26 61 2.34 3 0.11
2004/05 38 87 2.28 3 0.07
2005/06 38 78 2.05 2 0.05
2006/07 42 128 3.04 6 0.14
2007/08 42 109 2.60 6 0.14
2008/09 40 135 3.38 11 0.28
2009/10 48 187 3.90 6 0.13
2010/11 41 143 3.49 13 0.32
2011/12 40 146 3.65 11 0.28
2012/13 36 133 3.69 1 0.03
2013/14 39 118 3.03 3 0.08
Total 439 1,353 3.08 68 0.15

全コンペティションの統計を用いています。2002/03以前のデータはありません。[9]

関連項目

脚注

  1. ^ Profile Archived 2008年1月15日, at the Wayback Machine.: フットボールリーグ公式ウェブサイト
  2. ^ Football Conference referee, 2002: soccerbase.com
  3. ^ UEFA公式ウェブページ
  4. ^ チェルシー公式 モウリーニョ「キャリアを終わらせるようなタックル」
  5. ^ チェルシー公式 モウリーニョ:試合を変えた場面があった
  6. ^ チェルシー公式 マティッチに対するFAの決定についてのクラブの反応
  7. ^ リバプール公式 Gerrard: I take full responsibility
  8. ^ UEFA公式 UEL決勝、主審のアトキンソン氏が抱負を語る
  9. ^ http://www.soccerbase.com/referees/referee.sd?referee_id=832

外部リンク




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