マルーチーの伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/05 14:24 UTC 版)
マルーチーという名前は土着の伝説に由来する。その伝説は、他の部族から来たニンデリという男が、恋敵のクーラムと結婚することになっていたマルーチーという美しい娘を彼から奪いとった物語である。 クーラムは彼女をその略奪から一度は救い出したが、ニンデリは彼らの後を追い、追いついたとき、ブーメランを投げて、クーラムの頭を一撃することに成功した。その際、彼の頭部は海の上を転がり、現在のムドゥジンバ島(Mudjimba Island)になり、クーラムの体はクーラム山(Mount Coolum)となった。ニンデリの無慈悲な行いは神の怒りにふれ、ニンデリは石に変えられてしまった。マルーチーは奥地に逃れ泣き暮れた。その涙は山を流れマルーチー川となったという。
※この「マルーチーの伝説」の解説は、「マルーチー」の解説の一部です。
「マルーチーの伝説」を含む「マルーチー」の記事については、「マルーチー」の概要を参照ください。
- マルーチーの伝説のページへのリンク