マルチスポット溶接
多極点溶接ともいう。通常のスポット溶接は、1点ずつ溶接していくが、多数の電極で母材を同時または順次に加圧、通電して、2点以上数百点におよぶ多数の点のスポット溶接を行う方法をマルチスポット溶接という。同時多点溶接することで単一車型を大量生産する場合に適している。この溶接は溶接ロポットが導入されるまでは、よく使われた方法であるが、モデルチェンジごとに大幅な設備改造が必要となり、近年は設備投資の削減、量産準備期間の短縮や、多様な車種を同一ラインで混流生産する溶接ラインを狙いにマルチスポット溶接はほとんど採用されず、代わって溶接ロボットによる溶接工程の自動化が進められている。
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