マリケンの電気陰性度(1934年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/25 10:09 UTC 版)
「電気陰性度」の記事における「マリケンの電気陰性度(1934年)」の解説
定義:原子 A のイオン化エネルギーを IA、電子親和力を EAとして、 χ M A = 1 2 ( I A + E A ) {\displaystyle \chi _{\rm {M}}^{\rm {A}}={1 \over 2}(I_{\rm {A}}+E_{\rm {A}})} で求まる χ M A {\displaystyle \,\chi _{\rm {M}}^{\rm {A}}} が原子 A に関してのマリケンの電気陰性度である。原子 B では添え字が A → B になる。 ライナス・ポーリングの電気陰性度とロバート・マリケンの電気陰性度は、原子毎のその値の大小関係の傾向が互いに類似し、 χ P = 1.35 χ M − 1.37 {\displaystyle \chi _{\rm {P}}=1.35{\sqrt {\chi _{\rm {M}}}}-1.37} のような換算式も存在する。違いは、マリケンの電気陰性度では、その定義式右辺にある IA、EA の値が周囲の状況によって異なることがあり、これにより同じ原子でもマリケンの電気陰性度が状況により異なることがある(例:アセチレンの炭素原子でのマリケンの電気陰性度は、メタンのそれより大きな値となる)。
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