マズルカ作品67 (ショパン)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > マズルカ作品67 (ショパン)の意味・解説 

マズルカ作品67 (ショパン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/03 05:01 UTC 版)

フレデリック・ショパンマズルカ作品67(マズルカさくひんろくじゅうなな)は4曲からなるマズルカ作品群。作者が生前に書きためたものを友人ユリアン・フォンタナが一組のものとして1855年に出版している。

4曲の作曲年代は25歳の青年期と、37歳の晩年期のものとを含む。作風は一定していない。

作品67-1

Vivace

第42番(パデレフスキ版では第44番)、ト長調。短い左五度、右三度の明るい和声が序奏を務める。右手は常にト長調三度の進行なので技術が必要。明るく華やいだ曲想。中間部はハ長調。右手6度の和声。落ち着いた中に活気がある。1835年作。

作品67-2

Lento

第43番(パデレフスキ版では第45番)、ト短調。弱起のD音の後にワルツに近いマズルカが始まる。 ヘミオラの活用により、重苦しい中に活気を演出している。特に右手のみのD-Es-D-A-G-Fis-Esという単旋律は小曲ながら効果を出している。1849年の作。

作品67-3

Allegretto

第44番(パデレフスキ版では第46番)、ハ長調。落ち着いた右手6度の和声が好まれて、レ・シルフィードでも引用されている。特に中間部の属調和音は美しい。1835年作。

作品67-4

第45番(パデレフスキ版では第47番)、イ短調。半音階を随所に入れた晩年の作。中間部はイ長調の甘美な旋律。1846年作。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マズルカ作品67 (ショパン)」の関連用語

マズルカ作品67 (ショパン)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マズルカ作品67 (ショパン)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマズルカ作品67 (ショパン) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS