マイ・フェイヴァリット・ゲームとは? わかりやすく解説

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マイ・フェイヴァリット・ゲーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/21 09:51 UTC 版)

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マイ・フェイヴァリット・ゲーム
カーディガンズシングル
初出アルバム『グラン・トゥーリスモ
B面 ウォー(ファースト・トライ)
ウォー
リリース
録音 スウェーデン スコーネ県スクループ カントリー・ヘル
ジャンル ポップ・ロックオルタナティヴ・ロックインディー・ポップ、エレクトロニック・ロック
時間
レーベル ストックホルム・レコード英語版
作詞・作曲 ニーナ・パーション、ピーター・スヴェンソン
プロデュース トーレ・ヨハンソン
チャート最高順位
  • 3位(スウェーデン[1]
  • 14位(イギリス[2]
  • 15位(オランダ[3]
  • 27位(フランス[4]
  • 36位(ニュージーランド[5]
  • 44位(ベルギー・フランデレン地域[6]
  • 90位(ドイツ[7]
カーディガンズ シングル 年表
ユア・ニュー・ククー
(1997年)
マイ・フェイヴァリット・ゲーム
(1998年)
イレイス/リワインド
(1999年)
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マイ・フェイヴァリット・ゲーム」(My Favourite Game) は、スウェーデンバンドカーディガンズ1998年に発表した楽曲。アルバム『グラン・トゥーリスモ』(1998年)からの先行シングルとしてリリースされた。

背景

プロデューサーのトーレ・ヨハンソンによれば、当初はニール・ヤングの曲「ハーヴェスト」のようにスローなシャッフルをイメージしていたが、ドラムスを録ってみると退屈に感じられたため、「もっとロックっぽい感じでやってみることにした」という[8]。レコーディングは、まず2インチのアナログ・テープでドラムスのトラックを録音し、ハイハットのループやドラム・ロールをオーヴァーダブして、その後ドラムスのパートをPro Toolsに移して編集し、残りのパートもPro Toolsで録音された[8]。ヨハンソンは、ドラムスの音についてはアナログ・テープによるコンプレッションを好んでいるが[8]、一方でギターについては「後でアンプを選べるように、ギターをそのままPro Toolsに録音した」とのことである[8]

スウェーデン盤シングルのカップリング曲「ウォー」は、スタジオ・アルバム未収録曲。トーレ・ヨハンソンがプロデュースした「ファースト・トライ」と呼ばれるヴァージョンと、ピーター・コリンズがプロデュースしたヴァージョンがあり[9]、前者は本作に先行してコンピレーション・アルバム『ジ・アザー・サイド・オブ・ザ・ムーン』(1997年)で発表された[10]。なお、「ウォー」は1999年公開の映画『恋のからさわぎ』のサウンドトラックで使用されている[11]

ミュージック・ビデオ

ミュージック・ビデオヨナス・アカーランド英語版が監督し、アメリカモハーヴェ砂漠で撮影された[12]。ビデオではニーナ・パーションがキャデラック・エルドラドに乗っているが、パーションによれば、あまりの暑さに車も熱を持っていたため、本人はトラックの中で運転する演技をしており、車の全体が写るシーンではスタント・ウーマンが運転したという[12]。また、ケイン・ホッダーがスタント・マンの一人としてゲスト参加した[12]

このビデオは4種類のエンディングが撮影され、いずれも最後はパーションが自動車事故に遭うが、彼女が死ぬもの、命は取りとめたものの飛んできた石が頭に当たるもの、無傷で歩き去るもの、そして生首が舗装道路に落ちるものがある[13]。1999年にリリースされたエンハンストCDシングル「Erase/Rewind」には、これら4ヴァージョンがボーナス・コンテンツとして収録されている[13]。なお、危険運転の描写を問題視したMTV UKは、この曲のミュージック・ビデオ自体を放送禁止に指定し[14]、イギリスでは最終的に、危険運転や事故のシーンを除去した検閲ヴァージョンが放映された。

反響

母国スウェーデンでは1998年9月24日付のシングル・チャートで初登場21位となり、その後8週連続でトップ10入りして最高3位を記録[1]全英シングルチャートでは18週チャート圏内に入り、最高14位を記録した[2]。オランダのシングル・チャートでは15位に達し、同国においてバンド唯一のトップ20ヒットとなった[3]。アメリカでは総合チャートのBillboard Hot 100には入らなかったが、『ビルボード』のモダン・ロック・チャートでは16位に達した[15]

他メディアでの使用例

「マイ・フェイヴァリット・ゲーム」は、『ヌーヴェル・イヴ』(1999年公開)[16]、『ボディ・ショット』(1999年公開)[17]といった映画のサウンドトラックで使用された。また、テレビ東京バラエティ番組ASAYAN』や、1999年のコンピュータゲーム『グランツーリスモ2』でも使用されている[18]

脚注




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