マイケルトーマス_(ワイドレシーバー)とは? わかりやすく解説

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マイケル・トーマス (ワイドレシーバー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/24 13:20 UTC 版)

マイケル・トーマス
Michael Thomas
マイケル・トーマス(2018年)
基本情報
ポジション ワイドレシーバー
生年月日 (1993-03-03) 1993年3月3日(32歳)
出身地 アメリカ合衆国
カリフォルニア州ロサンゼルス
身長: 6' 3" =約190.5cm
体重: 212 lb =約96.2kg
経歴
大学 オハイオ州立大学
NFLドラフト 2016年 / 2巡目全体47位
初出場年 2016年
初出場チーム ニューオーリンズ・セインツ
所属歴
2016-2023 ニューオーリンズ・セインツ
受賞歴・記録
オールプロ選出(計2回)
1st(2回)
2018, 2019
プロボウル選出(3回)
2017, 2018, 2019
その他受賞・記録
  • NFL最優秀攻撃選手 (2019年)
  • NFL最多レシーブ選手:2回 (2018年、2019年)
  • NFL最長レシーブ選手 (2019年)
NFL 通算成績
レシーブ数 565回
レシーブ獲得ヤード 6,569ヤード
TDレシーブ 36回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

マイケル・ウィリアム・トーマス・ジュニアMichael William Thomas Jr.1993年5月3日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のアメリカンフットボール選手。ポジションはワイドレシーバープロボウルに3回出場している。1シーズンの最多レシーブ数記録(149)の保持者。

経歴

大学時代

2012年 オハイオ州立大学でのトーマス

トーマスは2012年にフレッシュマンとして11試合に出場した。2012年シーズンには3レシーブで22ヤードを記録した[1]

2014年の2年生シーズンにバックアップWRとして出場したが、最終的には先発WRとなった[2][3]。シーズンを終えて54レシーブ799ヤード、9回のタッチダウンを記録し、レシーブ数はチーム1位であった[4]。全米準決勝のシュガーボウルでのアラバマ大学戦では、7レシーブ66ヤード、1タッチダウンを記録し、チームの勝利に貢献した[5]

2015年のカレッジフットボールプレーオフ全米選手権のオレゴン大学戦では、4レシーブで53ヤードを記録した[6]。2015年シーズンを終えて56レシーブで781ヤードのレシーブ、9回のタッチダウンを記録した[7]

2016年1月5日、2016年のNFLドラフトにアーリーエントリーする意向を表明した[8]

大学での通算成績

マイケルトーマス レシーブ
年度 チーム 出場 回数 獲得ヤード 平均獲得ヤード 最長ヤード TD
2012 オハイオ州立大学 11 3 22 7.3 11 0
2014 15 54 799 14.8 79 9
2015 13 56 781 13.9 50 9
通算:3年 39 113 1,602 14.2 79 18

ニューオーリンズ・セインツ

プレドラフト測定結果
身長 体重






40Yrd



10Yrd




20Yrd




20Yrd



3

















6 ft 2+34 in
(190 cm)
212 lb
(96 kg)
32+18 in
(82 cm)
10+12 in
(27 cm)
4.57 s 1.63 s 2.63 s 4.13 s 6.80 s 35 in
(89 cm)
10 ft 6 in
(3.20 m)
18 回
All values from NFL Combine[9][10]

2016年4月29日、トーマスは2016年のNFLドラフトで2巡目にニューオーリンズ・セインツに2巡目全体47位でドラフトされた。 同年6人目のワイドレシーバーとして選出された[11]

ルーキーシーズンから15試合に出場し、1,137レシーブ獲得ヤード、9レシービングTDを記録した。

2017年シーズンは、オデル・ベッカム・ジュニアに続いて史上2人目となる、キャリア最初の2シーズンで90回以上のレシーブを記録した選手となり、自身初のプロボウルに選出された[12]

2018年シーズンはリーグ最高で、球団記録を更新する125回のレシーブで1,405ヤードを獲得し、2年連続のプロボウル、自身初のオールプロファーストチームに選出された[13]

2019年7月31日、6,100万ドルが保証された5年総額1億ドルの契約延長にセインツと合意した[14]。第17週のテネシー・タイタンズ戦でマービン・ハリソンが持っていたシーズン最多レシーブ143回の記録を上回る144レシーブ目を記録した[15]。シーズンを通しては149回のレシーブで1,725ヤードを獲得し、3年連続のプロボウル、2年連続のオールプロファーストチームに選出され、NFL最優秀攻撃選手賞を受賞した。キャリア最初の4年間で記録した470レシーブ、5,512レシーブ獲得ヤードは史上最高記録となった[16]

2020年、タンパベイ・バッカニアーズとの開幕戦の終盤に負傷し、その後の試合を欠場した。第5週のロサンゼルス・チャージャーズ戦を前にした練習中にC・J・ガードナー=ジョンソン英語版と口論の末に殴りかかったことや、ヘッドコーチのショーン・ペイトンに暴言を吐いたことでチームから出場停止処分を受け、第9週に復帰した[17]

シーズン終了後に、三角筋の負傷と足首の靱帯断裂の手術を受ける予定だったが、翌シーズン開幕直前まで遅れたことで、コーチ陣との関係が悪化した。秋に復帰予定だったが、怪我の再発により2021年シーズンを全休することとなった[17]

2022年シーズンは開幕2試合で3TDを記録するなど好調な滑り出しを見せたが、第3週に足の指を脱臼して手術を受け、シーズンの残りの試合を欠場した[17]

2023年11月、自宅近くの工事を巡って事業者と揉め、レンガを投げつけたとして、暴行と器物損壊の容疑で逮捕された[18]。その2日後のミネソタ・バイキングス戦で膝を負傷し、シーズンの残りの試合を欠場した。2024年3月13日、セインツから6月1日以降の指定によりリリースされた[17]

詳細情報

年度別成績

記録
リーグ最高記録
NFL記録
太字 自身最高記録

レギュラーシーズン

年度 チーム 試合 レシーブ ラン ファンブル
出場 先発 回数 獲得
ヤード
平均
獲得
ヤード
最長
ヤード
TD 回数 獲得
ヤード
平均
獲得
ヤード
最長
ヤード
TD ファン
ブル数
ロスト
2016 NO 15 12 92 1,137 12.4 46 9 0 0 0.0 0 0 2 2
2017 16 14 104 1,245 12.0 43 5 0 0 0.0 0 0 0 0
2018 16 16 125 1,405 11.2 72T 9 0 0 0.0 0 0 2 2
2019 16 15 149 1,725 11.6 49 9 1 -9 -9.0 -9 0 1 0
2020 7 5 40 438 11.0 24 0 1 1 1.0 1 0 2 2
2021 0 0 怪我のためプレーせず
2022 3 3 16 171 10.7 21 3 0 0 0.0 0 0 0 0
2023 10 7 39 448 11.5 31 1 0 0 0.0 0 0 0 0
通算 83 72 565 6,569 11.6 72T 36 2 -8 -4.0 1 0 5 4

ポストシーズン

年度 チーム 試合 レシーブ ラン ファンブル
出場 先発 回数 獲得
ヤード
平均
獲得
ヤード
最長
ヤード
TD 回数 獲得
ヤード
平均
獲得
ヤード
最長
ヤード
TD ファン
ブル数
ロスト
2017 NO 2 2 15 216 14.4 46 2 0 0 0 0 0 0 0
2018 2 2 16 207 12.9 42 1 0 0 0 0 0 0 0
2019 1 1 7 70 10.0 20 0 0 0 0 0 0 0 0
2020 2 1 5 73 14.6 38 1 0 0 0 0 0 0 0
通算 7 6 43 566 13.2 46 4 0 0 0 0 0 0 0

人物

伯父に、ワイドレシーバーとしてニューヨーク・ジェッツなどで活躍したキーショーン・ジョンソン英語版がいる。

脚注

  1. ^ Michael Thomas 2012 Game Log” (英語). College Football at Sports-Reference.com. 2021年3月4日閲覧。
  2. ^ Ward, Austin (2014年9月26日). “'Wow moments' arriving for Ohio State's Michael Thomas”. ESPN.com. 2017年2月6日閲覧。
  3. ^ Ohio State football: Michael Thomas rises to the top
  4. ^ Michael Thomas 2014 Game Log” (英語). College Football at Sports-Reference.com. 2021年3月4日閲覧。
  5. ^ Sugar Bowl - Ohio State vs Alabama Box Score, January 1, 2015” (英語). College Football at Sports-Reference.com. 2021年3月4日閲覧。
  6. ^ College Football Championship - Oregon vs Ohio State Box Score, January 12, 2015” (英語). College Football at Sports-Reference.com. 2021年3月4日閲覧。
  7. ^ Michael Thomas 2015 Game Log” (英語). College Football at Sports-Reference.com. 2021年3月4日閲覧。
  8. ^ Goodbread, Chase. “Ohio State WR Michael Thomas declares for 2016 NFL Draft” (英語). NFL.com. 2021年3月4日閲覧。
  9. ^ 2016 NFL Draft Profile: Michael Thomas”. NFL.com. 2017年2月6日閲覧。
  10. ^ 2016 Combine workout: Michael Thomas”. nfl.com. 2021年3月4日閲覧。
  11. ^ Terrell, Katherine (2016年4月29日). “New Orleans Saints select Ohio State WR Michael Thomas in Round 2”. NOLA.com. 2021年3月4日閲覧。
  12. ^ New Orleans Saints 2017 season recap: Michael Thomas” (英語). neworleanssaints.com (2018年2月1日). 2025年7月20日閲覧。
  13. ^ Saints receiver Michael Thomas named first team All-Pro” (英語). neworleanssaints.com (2019年1月4日). 2025年7月20日閲覧。
  14. ^ Michael Thomas agrees to 5-year, $100M extension” (英語). NFL.com (2019年7月31日). 2025年7月20日閲覧。
  15. ^ Saints' Michael Thomas sets NFL reception record” (英語). NFL.com (2019年12月22日). 2025年7月20日閲覧。
  16. ^ Saints WR Michael Thomas named 2019 NFL OPOY” (英語). NFL.com (2020年2月1日). 2025年7月20日閲覧。
  17. ^ a b c d Michael Thomas release: How WR ran out of time with Saints” (英語). ESPN (2024年3月13日). 2025年7月23日閲覧。
  18. ^ Saints WR Michael Thomas arrested on battery charges” (英語). ESPN (2023年11月11日). 2025年7月23日閲覧。

外部リンク




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