ポリュメーストールの子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/21 09:23 UTC 版)
「デーイピュロス」の記事における「ポリュメーストールの子」の解説
このデーイピュロスは、トラーキアのケルソネーソスの王ポリュメーストールとトロイアの王プリアモスの娘イーリオネーの子である。 ヒュギーヌスによると、イーリオネーはプリアモスから生まれたばかりの末の弟ポリュドーロスを預けられた。そこでイーリオネーはトロイアが滅亡してもポリュドーロスが生き延びられるように、自分とポリュメーストールとの間に生まれた赤子デーイピュロスとを入れ替え、ポリュドーロスをデーイピュロスとして育てた。後にトロイア戦争でトロイアが滅亡したとき、ギリシア軍はポリュメーストールに莫大な報酬と引き換えにポリュドーロスを殺すことを求め、自分の子をポリュドーロスと思っていたポリュメーストールによって殺された。。
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