ホッホベルクのステップアップ手順(1988年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 08:28 UTC 版)
「ファミリーワイズエラー率」の記事における「ホッホベルクのステップアップ手順(1988年)」の解説
ホッホベルクのステップアップ手順(1988年)は、以下の段階を用いて行われる 。 p値を(最小から最大まで) P ( 1 ) … P ( m ) {\displaystyle P_{(1)}\ldots P_{(m)}} と順序付け、結び付いた仮説を H ( 1 ) … H ( m ) {\displaystyle H_{(1)}\ldots H_{(m)}} とする 任意の α {\displaystyle \alpha } に対して、 R {\displaystyle R} は P ( k ) ≤ α m + 1 − k {\displaystyle P_{(k)}\leq {\frac {\alpha }{m+1-k}}} となるような最大の k {\displaystyle k} とする。 帰無仮説 H ( 1 ) … H ( R ) {\displaystyle H_{(1)}\ldots H_{(R)}} を棄却する ホッホベルグの手順はホルムの手順よりも検出力が高い。そうは言っても、ホルムの手順が検定統計量の併さった分布について制限のないボンフェローニ補正に基づいているのに対して、ホッホベルグの手順はシムズ検定(1987年)に基づいているため、独立が仮定される時のみ(あるいはある種の正の依存性が仮定される時のみ)有効である。
※この「ホッホベルクのステップアップ手順(1988年)」の解説は、「ファミリーワイズエラー率」の解説の一部です。
「ホッホベルクのステップアップ手順(1988年)」を含む「ファミリーワイズエラー率」の記事については、「ファミリーワイズエラー率」の概要を参照ください。
- ホッホベルクのステップアップ手順のページへのリンク