ホソマグソクワガタ科とは? わかりやすく解説

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ホソマグソクワガタ科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/21 23:41 UTC 版)

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ホソマグソクワガタ科 Diphyllostomatidae
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目(鞘翅目) Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目(多食亜目) Polyphaga
下目 : コガネムシ下目 Scarabaeiformia
上科 : コガネムシ上科 Scarabaeoidea
: ホソマグソクワガタ科 Diphyllostomatidae
Holloway, 1972
: ホソマグソクワガタ属 Diphyllostoma
Fall, 1901
英名
False stag beetle
  • D. fimbriata
  • D. nigricollis
  • D. timbrisca

ホソマグソクワガタ科(ホソマグソクワガタか)Diphyllostomatidae は昆虫綱コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ上科に分類されるの一つ。北米の13のみのからなる小さい科である。

概要

アメリカ合衆国カリフォルニア州にのみ生息し、ホソマグソクワガタ属 Diphyllostoma の3種のみが分類される。かつてはクワガタムシ科に分類されていたが、固有の派生形質(その群にのみ見られる特徴)が複数認められるとして Holloway という研究者が1972年に独立の科として分けて以来、その考え方が受け入れられている。

体長5-9mmの多少細長い体型で、その名のとおりマグソクワガタを細長くしたような形態をしている。体色は暗褐色から赤褐色で、体表や付属肢はやや長い毛で覆われる。触角は10節で、球桿(きゅうかん:触角の先端数節が膨らんだ部分)は密着しない片状の3節からなる。腹部は外見上7節。上唇と大腮は頭蓋と癒着する。昼行性で、メスは飛翔することができない。生態は十分には研究されていないが、マグソクワガタ類に近いとされる。

分類

  • ホソマグソクワガタ科 Diphyllostomatidae Holloway, 1972
    • ホソマグソクワガタ属 Diphyllostoma Fall, 1901
      • D. fimbriata Fall, 1901
      • D. linsleyi Fall, 1932
      • D. nigricollis Fall, 1901

関連項目

参考文献

  • Mary Liz Jameson and Brett C. Ratcliffe, "Diphyllostomatidae", in Ross H. Arnett, Jr. and Michael C. Thomas, American Beetles (CRC Press, 2001), vol. 2
  • B. A. Holloway, "The systematic position of the genus Diphyllostoma Fall (Coleoptera: Scarabaeoidea)" New Zealand Journal of Science 15: 31-38 (1972)




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