ベレッタAPXとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ベレッタAPXの意味・解説 

ベレッタAPX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/22 17:32 UTC 版)

ベレッタAPX
概要
種類 自動拳銃
製造国 イタリア
設計・製造 ベレッタ
性能
口径 9mm
.40
銃身長 108mm(4.25in)
使用弾薬 9x19mmパラベラム弾
.40S&W弾
9x21mm IMI弾
装弾数 21、17、15、10発
(9mmパラベラム弾)
18、15発
(.40S&W弾、9x21mm IMI弾)
作動方式 ショートリコイルティルトバレル
シングルアクション
全長 192 mm (7.6 in)
重量 760 g (1.68 lb)
(9mmパラベラム弾)
780 g (1.72 lb)
(.40S&W弾)
テンプレートを表示

ベレッタAPX(Beretta APX)は、イタリアベレッタ社が開発した自動拳銃である。

概要

ベレッタ社が、2015年2月アラブ首長国連邦アブダビで行われた兵器見本市 IDEX 2015 において発表した。APXは「Advanced Pistol X」の頭文字でモジュール式により口径とフレームサイズを変更できる。

撃発方式はストライカー式、フレームはポリマーでスライドにステンレス鋼を使用、ピカティニー・レールを装備している。作動方式は、ショートリコイルのティルトバレル式を採用している。

人間工学に基づく設計がされ、グリップ(銃把)のバックストラップは交換可能、安全装置はファイアリングピンブロックシステムとトリガーセーフーティの二つ、スライドストップとマガジンキャッチは左右両側で操作可能(アンビデクストラウス)になっている。

日本では、陸上自衛隊における9mm拳銃ミネベアミツミSIG SAUER P220)の後継候補の一つとして数丁を取得し審査が行われていたが、性能および価格面の差によりH&K VP9に敗退し正式に調達されなかった[1][2]

派生型

APXセンチュリオン
フレーム、スライド、銃身が短い型
APXコンパクト
サブコンパクト型
APXキャリー
コンシールド(秘匿携行)用で銃身は3in、弾倉は単列式(シングルカラム式)で6発と8発(延長弾倉)になっている[3]

採用国

ポーランド
ポーランド警察が9mmパラベラム弾モデルを採用[4]

参考文献

  • 月刊「GUN」 2020年4月号

脚注

  1. ^ 新小銃・新拳銃の決定について”. 防衛省 (2019年12月6日). 2019年12月8日閲覧。
  2. ^ 新たな重要装備品等の選定結果について”. 防衛省・自衛隊. 2020年7月6日閲覧。
  3. ^ 月刊「GUN」 2020年4月号26ページ
  4. ^ ポーランド警察警察が「ベレッタAPX」ピストルx4,666挺購入”. ミリブロNews. 2020年3月8日閲覧。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ベレッタAPXのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ベレッタAPX」の関連用語

ベレッタAPXのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ベレッタAPXのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのベレッタAPX (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS