ヘンリー・キャヴェンディッシュ (第2代ニューカッスル公)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ヘンリー・キャヴェンディッシュ (第2代ニューカッスル公)の意味・解説 

ヘンリー・キャヴェンディッシュ (第2代ニューカッスル公)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/10 16:24 UTC 版)

第2代ニューカッスル=アポン=タイン公ヘンリー・キャヴェンディッシュ

第2代ニューカッスル=アポン=タイン公爵ヘンリー・キャヴェンディッシュ(Henry Cavendish, 2nd Duke of Newcastle-upon-Tyne, KG, PC, 1630年6月24日 - 1691年7月26日)は、イングランドの貴族。初代ニューカッスル公ウィリアム・キャヴェンディッシュとエリザベス・バセットの息子。作家のジェーン・キャヴェンディッシュ英語版エリザベス・エジャートンは姉。

父と共に王政復古ステュアート朝に忠誠を誓い、宮廷で顕職を与えられた[1]1660年から1662年まで王室衣装係英語版を、1662年から1668年まで寝室侍従英語版を務めた。

また庶民院議員にも選出され、1660年仮議会ではダービーシャー選挙区から、翌1661年騎士議会英語版ではノーサンバーランド選挙区から選出された[2]

3人の兄弟が早世したため1676年の父の死後爵位を継承した。同時に貴族院へ移り、ヨーク公ジェームズ(後のジェームズ2世)の王位排除法案に反対、1677年にガーター勲章を授与された。しかし名誉革命後は政治に関わらず、年9000ポンドに上ると言われた所領からの収入で余生を送り、1691年に61歳で亡くなった[1]

息子に先立たれたためキャヴェンディッシュ家は断絶、遺言で全所領は妻フランシスに、死後は第4代クレア伯爵ジョン・ホリスに嫁いでいた四女マーガレット英語版に継承されることになった。遺言で指名されなかった五女キャサリンと夫の第6代サネット伯爵トマス・タフトン英語版は異議を唱えたが、遺言通りに所領はフランシスからマーガレット夫妻に受け継がれ、クレア伯も1694年に新設の形でニューカッスル公を叙爵された[1]

子女

1652年ウィリアム・ピアポント英語版の娘フランシスと結婚、6人の子を儲けた。

脚注

  1. ^ a b c 水谷、P214。
  2. ^ CAVENDISH, Henry, Visct. Mansfield (1630-91), of Bolsover, Derbys. and Welbeck Abbey, Notts.”. History of Parliament Trust. 23 May 2019閲覧。

参考文献

名誉職
先代
ノーサンバランド伯
ノーサンバーランド統監
共同:ニューカッスル=アポン=タイン公(1670年 - 1676年)

1670年 - 1689年
次代
スカーバラ伯
先代
ウィドリングトン男爵
ノーサンバーランド主席治安判事
1675年 - 1688年
先代
ニューカッスル=アポン=タイン公
ダービーシャー主席治安判事
1677年 - 1689年
次代
デヴォンシャー伯
ノッティンガムシャー統監/主席治安判事
1677年 - 1689年
次代
キングストン=アポン=ハル伯英語版
先代
マルグレイヴ伯
イースト・ライディング・オブ・ヨークシャー統監
1688年 - 1689年
先代
フェアファクス子爵
ノース・ライディング・オブ・ヨークシャー統監
1688年 - 1689年
次代
フォーコンバーグ伯英語版
先代
トマス・ハワード卿
ウェスト・ライディング・オブ・ヨークシャー統監
1688年 - 1689年
次代
カーマーゼン侯
司法職
先代
ニューカッスル=アポン=タイン公
巡回裁判官
北トレント

1677年 - 1689年
次代
キングストン=アポン=ハル伯
イングランドの爵位
先代
ウィリアム・キャヴェンディッシュ
ニューカッスル=アポン=タイン公爵
1676年 - 1691年
次代
消滅



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヘンリー・キャヴェンディッシュ (第2代ニューカッスル公)」の関連用語

ヘンリー・キャヴェンディッシュ (第2代ニューカッスル公)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヘンリー・キャヴェンディッシュ (第2代ニューカッスル公)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヘンリー・キャヴェンディッシュ (第2代ニューカッスル公) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS