フン族の下で
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 21:55 UTC 版)
「フラウィウス・オレステス」の記事における「フン族の下で」の解説
オレステスは、パンノニア管区サウィア(英語版)属州で裕福なローマ人貴族の家に生まれたとされる。父は西ローマ皇帝ウァレンティニアヌス3世に仕えたタトゥルス、妻はノリクム伯ロムルス(イタリア語版)の娘バルバリア。 パンノニアがフン族のアッティラに譲渡された後に、オレステスは一族の所領があるパンノニアに残ってアッティラに仕えた。オレステスはアッティラの書記官となり「ロガーデス(卓越した人士)」の一人として重用された。オレステスはウァレンティニアヌス3世に近侍する父タトゥルスや岳父ロムルスを通じて西ローマ帝国との連絡役を務めており、駐フン大使としての側面もあったようだ。449年にはアッティラからテオドシウス2世への特使として同じくアッティラに仕えていたエデコとともにコンスタンティノポリスへ派遣されたことや、父タトゥルスや岳父ロムルスらからなる西ローマ帝国からの使節団を迎え入れたことが記録されている。
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