フロイントの立場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/16 18:10 UTC 版)
「ジゼル・フロイント」の記事における「フロイントの立場」の解説
フロイントは写真家および写真史研究者として写真家の地位を向上させ、写真を造形芸術の一分野として確立することになったが、彼女自身は「写真が芸術だと思ったことはない。重要なのは写真であって、カメラの背後にいる写真家ではない」と語っている。また、作家の肖像写真が革新的であったことから肖像写真家として知られることになったフロイントだが、彼女自身はむしろ報道写真家を目指していた。一方でまた、戦時中には従軍記者として活躍する機会もあったが、戦争の写真は撮らなかった。これについては、「写真を通じて人間を理解することで殺し合いはなくなるだろうと思っていた。相手のことをよく理解していたら殺せるだろうか。でも、間違っていた。ある日、人間はそれでも殺し合うことを知った」と語っている。
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