フデヒメヒラタアブとは? わかりやすく解説

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フデヒメヒラタアブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/20 07:02 UTC 版)

フデヒメヒラタアブ
オス
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: ハエ目(双翅目) Diptera
亜目 : ハエ亜目(短角亜目) Brachycera
下目 : ハエ下目 Muscomorpha
上科 : ハナアブ上科 Syrphoidea
: ハナアブ科 Syrphidae
亜科 : ヒラタアブ亜科 Syrphinae
: ヒラタアブ族 Syrphini
: ヒメヒラタアブ属 Sphaerophoria
: フデヒメヒラタアブ S. scripta
学名
Sphaerophoria scripta
L., 1758
シノニム
  • Melithreptus dispar Loew, 1840
  • Musca invisito Harris, 1780
  • Musca molita Harris, 1780
  • Musca scripta Linnaeus, 1758
  • Sphaerophoria dispar (Loew, 1840)
  • Sphaerophoria invisito (Harris, 1780)
  • Sphaerophoria molita (Harris, 1780)
  • Sphaerophoria strigata Staeger, 1845
和名
フデヒメヒラタアブ

フデヒメヒラタアブSphaerophoria scripta)は、ハエ目(双翅目)ハナアブ科に分類される昆虫の一種。ヨーロッパなどに生息する[1]

分布

ヨーロッパカナダなどに分布し、ヨーロッパでは普通に見られる種である[2]。日本でも北海道で採集された記録がある[3]

特徴

女性

オスは体長10-12mm、腹部の長さは翅の先端を越える[2]。胸部は暗緑色、小楯板は黄色[2]。脚は赤みがかった黄色で、ふ節はやや暗色となる[2]。翅は透明であるが、やや褐色がかった黄色味を帯びることもある[2]。メスは黄色い額を持ち、腹部は黒く4本の黄色い帯がある[2]

蜜を餌としており、セイヨウヤブイチゴやヤコブボロギク、ヘラクレウム・スフォンディリウム(ハナウドの基亜種)などに訪花することが知られている[4]

卵から成虫までの生活環が最短で16日で完了することが知られており、1年に最大で9回世代交代することができるとされる[5]

脚注

  1. ^ Stubbs, Alan E. and Falk, Steven J. (1983). British Hoverflies: An Illustrated Identification Guide. British Entomological & Natural History Society. pp. 253, xvpp 
  2. ^ a b c d e f Williamson, Samuel W. (1886) Synopsis of the North American Syrphidae. Bulletin of the United States National Museum, (31): i-xxx, 1-335, 12 pls, pp.107-108
  3. ^ 木野田 君公, 廣永 輝彦 (2005) 日本初記録2種を含む北海道産のハナアブ3種について. はなあぶ 19, 33-36
  4. ^ E. DRABBLE, H. DRABBLE 1927. SOME FLOWERS AND THEIR DIPTERAN VISITORS 26(2) 115–123.
  5. ^ Hoverflies”. 2009年12月12日閲覧。



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