フィドルとドラムとは? わかりやすく解説

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フィドルとドラム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/10 03:59 UTC 版)

フィドルとドラム
ジョニ・ミッチェル楽曲
収録アルバム 青春の光と影
リリース 1969年5月[1]
録音 ロサンゼルス、A&Mスタジオ
ジャンル フォークロック
時間 2分50秒
レーベル リプリーズ・レコード
作詞者 ジョニ・ミッチェル
作曲者 ジョニ・ミッチェル
プロデュース ジョニ・ミッチェル[1]
青春の光と影 収録曲
Side 1
  1. 「ティン・エンジェル」
  2. チェルシーの朝
  3. 「我を忘れて」
  4. 「ザット・ソング・アバウト・ザ・ミッドウェイ」
  5. 「ローゼズ・ブルー」
Side 2
  1. 「ギャラリー」
  2. 「私は判っている」
  3. 「年老いていく子供たちへ」
  4. フィドルとドラム
  5. 青春の光と影
ミュージックビデオ
「The Fiddle and the Drum」 - YouTube

フィドルとドラム」(The Fiddle and the Drum)は、ジョニ・ミッチェルが作詞作曲し、1969年に発表した楽曲。ベトナム戦争に対する反戦歌として知られる[2]

概要

1969年5月発売のセカンド・アルバム『青春の光と影』に収録された[1]。アカペラで歌われる。カナダ人であるジョニ・ミッチェルの思いが詞に投影されている。「わが友アメリカよ/あなたはまた再び私たちを敵に回し戦っている/どうしてドラムと引き換えにヴァイオリンを手放したのか/尋ねてもいいかしら/あなたが平和と星を見つけるのを助けてあげましょうか」[3]

同年8月18日午前、ウッドストック・フェスティバルジミ・ヘンドリックスの演奏で幕を閉じた[4]。同日午後、ジェファーソン・エアプレインデヴィッド・クロスビースティーヴン・スティルスはコンサート会場から直接、トーク番組『The Dick Cavett Show』のスタジオを訪れ、ウッドストックには行かなかったミッチェルと合流した。ミッチェルは本作と「チェルシーの朝」、「ウィリー」、「フォー・フリー」の計4曲を歌った。ジェファーソン・エアプレインは当時未発表だった「ウィ・キャン・ビー・トゥゲザー」を披露し、「あなただけを」ではクロスビーと共演した。スティルスは「4+20」を披露した。番組は翌19日に放映された[5]

2007年、ミッチェルの楽曲を使用したバレエ『The Fiddle and the Drum』が上演された。ミッチェルはアルバータ・バレエ団の芸術監督のジャン・グラン=メートルとともに製作に関わった。同作品は同年2月にテレビ放映された[6]

2021年11月に発売されたボックスセット『Joni Mitchell Archives – Vol. 2: The Reprise Years (1968–1971)』に、ピアノデモ・バージョン(1967年後半~1968年初めに録音)、1969年2月1日にカーネギーホールで行った公演のライブ・バージョン、同年8月の『The Dick Cavett Show』でのライブ・バージョンなどが収録された。

カバー・バージョン

脚注

  1. ^ a b c Joni Mitchell - Clouds”. Joni Mitchell Official Website. 2025年8月8日閲覧。
  2. ^ Gumbel, Andrew (2007年2月9日). “The protest goes on: They bombed paradise (and I put up a multimedia extravaganza)”. Joni Mitchell Official Website. 2025年8月8日閲覧。
  3. ^ The Fiddle And The Drum”. Joni Mitchell Official Website. 2025年8月8日閲覧。
  4. ^ Jimi Hendrix: 50 Years of Peace & Music”. bethelwoodscenter.org. 2024年9月1日閲覧。
  5. ^ 1969.08.18 | The Dick Cavett Show ABC TV, Television Center | New York”. Joni Mitchell Official Website. 2025年8月8日閲覧。
  6. ^ The Fiddle and The Drum Ballet”. Joni Mitchell Official Website. 2025年8月8日閲覧。



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