ピーター・トムスとは? わかりやすく解説

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ピーター・トムス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/11 21:21 UTC 版)

ピーター・トムス
Peter Thoms
出生名 Peter Thoms
職業 ミュージシャン作曲家
担当楽器 キーボードトロンボーン
活動期間 1974年 – 現在

ピーター・トムス (Peter Thoms) は、オーストラリア生まれのイングランドのミュージシャン、作曲家で、かつてランドスケイプというバンドで、キーボードトロンボーンを演奏していたことで知られている。

経歴

オーストラリアメルボルンに生まれ育ち、当地でバンド活動を始め、後にシドニーに移ってミュージカルヘアー』に出演するなどした[1]

1973年ロンドンへ移って演奏活動を始め、1974年ランドスケイプに参加した[1]。ランドスケイプは、当初は8人編成だったが、程なくしてリチャード・ジェームズ・バージェス英語版(ボーカル、ドラムス)、クリストファー・ヒートン (Christopher Heaton)(キーボード)、アンディ・パスク英語版(ベース)、ピーター・トムス(トロンボーン、キーボード)、ジョン・ウォルターズ英語版(キーボード、木管楽器)の5人編成となった[1]。デビュー・アルバムを出す前からライブやツアーの実績を積んで支持者を獲得し、ようやく1979年にデビュー・アルバム『ランドスケイプ』がリリースされた。続く1981年のアルバム『火星のティー・ルームより... (From the Tea-Rooms of Mars...to the Hell-Holes of Uranus)』から、「Einstein A-Go-Go」が、全英チャートでトップ5に入るヒット曲となった。3枚目のアルバム『Manhattan Boogie-Woogie』は、ダンス・アルバムとして好評を得た。このアルバムのリリースの後、ヒートンとトムスはバンドを脱退し、バンドは3人編成のランドスケイプIII (Landscape III) と名乗るようになったが[2]、それも1984年に解散となった。

ランドスケイプの解散後、トムスはセッション・ミュージシャンとしての仕事を続け、ブームタウン・ラッツのホーン・セクションの一員としてライヴエイドに参加したほか、カイリー・ミノーグティナ・ターナージュールス・ホランド英語版ロジャー・ウォーターズピート・タウンゼントミッジ・ユーロなどと共演した[1][3]。トムスはまた、トーマス・ドルビー1984年のアルバム『地平球 (The Flat Earth)』にも参加しており、同年のドルビーのツアーにはトロンボーン奏者として加わっていた[1]。トムスは、2003年から2018年までの15年間、イギリス音楽家ユニオン英語版本部に勤めた[1][4]。その後は、活発な演奏活動に復帰した[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f g Peter Thoms biography”. Landscape Music Ltd.. 2024年7月11日閲覧。
  2. ^ Huey, Steve. “Landscape”. AllMusic. 2015年12月9日閲覧。
  3. ^ Peter Thoms: Credits”. AllMusic. 2015年12月12日閲覧。
  4. ^ The Musician” (Spring 2015). 9 December 2015年12月9日閲覧。



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