ヒゲコノハズクとは? わかりやすく解説

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ヒゲコノハズク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 08:13 UTC 版)

ヒゲコノハズク
ヒゲコノハズク Megascops trichopsis
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: フクロウ目 Strigiformes
: フクロウ科 Strigidae
: Megascops
: ヒゲコノハズク
M. trichopsis
学名
Megascops trichopsis
(Wagler1832)
和名
ヒゲコノハズク[2]
英名
whiskered screech owl
分布図

ヒゲコノハズク(学名:Megascops trichopsis)はフクロウ科Megascops属の鳥類の1種。

分布

アリゾナ州からニカラグア北中部にかけて生息[3]

亜種

現在3亜種が確認されている[3]

  • Megascops trichopsis trichopsis

基亜種。メキシコ中部に生息[3]

  • Megascops trichopsis asprersus

アリゾナ州南東部からメキシコ北部にかけて生息[3]

  • Megascops trichopsis mesamericanus

メキシコ南部からエルサルバドル、ニカラグア北中部にかけて生息[3]

形態

全長約17-19センチメートル、体重約70-121グラム[3]。Megascops属のなかでは最も小さい[4]

羽色はおもに赤色型と灰色型の二種類が存在し、気候条件によってさらに微妙に変化する[3]。羽毛には斑模様や縞模様が入り、背面には留め金状の斑点がある[4]。羽角は直立させた時以外は小さく目立たない[3]

嘴の付け根にある糸状羽が比較的長く、これが英名のwhiskeredの由来となっている。

生態

標高750-2500メートルの間に生息。おもに1600メートル以上にいる。[3]

おもに昆虫などの節足動物を食べる[3]。夜行性で、止まり木から獲物を狙うことはほぼ無くおもに木々を飛び回りながら狩りを行う[3][4]

繁殖形態は卵生。一腹卵数はおよそ3-4個[4]

脚注

  1. ^ BirdLife International. 2016. Megascops trichopsis. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T22688766A93208062. doi:10.2305/IUCN.UK.2016-3.RLTS.T22688766A93208062.en. Accessed on 10 January 2024.
  2. ^ 山崎剛史, 亀谷辰朗, 太田紀子「フクロウ目の新しい種和名」『山階鳥類学雑誌』第49巻1号,山階鳥類研究所,2017年,31-40頁,
  3. ^ a b c d e f g h i j k ハイモ・ミッコラ著・早矢仕有子監修『世界のフクロウ全種図鑑』212-213頁,エクスナレッジ,2018,9,1, ISBN 978-4-7678-2446-8
  4. ^ a b c d Marianne Taylor著, 山崎剛志・森本元監修『フクロウ大図鑑』緑書房,2018年,167頁, ISBN 978-4-89531-329-2

関連項目




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