パスMTU探索 (Path MTU Discovery)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/12 05:11 UTC 版)
「Internet Control Message Protocol for IPv6」の記事における「パスMTU探索 (Path MTU Discovery)」の解説
IPv6のパケット断片化は配送中のルータではなく、送信元のみで行われるので、送信元は配送される全経路で通過できるパケットのサイズ(パスMTU)を知らなければならない。これを行うのがパスMTU探索である。RFC 1981で規定されている。 あるノードから送信されるパケットは、そのインタフェースのMTU値などなるべく大きな値のMTU値を用いて送信される。途中のルータで転送先のインタフェースのMTU値がそのパケットより小さければ、そのルータは送信元に「パケット過大(Packet too big)」エラーを返す。このとき送信可能なMTU値も返されるので、送信元はその値でパケットをフラグメントして再び送信する。これを繰り返すことで、送信元は送信先まで到達可能なMTU値(パスMTU)を知ることができ、以降は始めからその値でフラグメントして送信することができるようになる。
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