ハイヤーとタクシーの違い

実用日本語表現辞典

ハイヤーとタクシーの違い

ハイヤーとタクシーの決定的な違いは、いわゆる「流し営業」ができるか否かという点である。ハイヤーは予約手配を前提とするサービスであり、流し営業は行わない。配車・出入庫も利用料金の対象に含まれることになる。一方、タクシーは、（予約による配車にも対応はするが）流し営業が行われる。そのため乗車して降車するまでの間が利用料金の対象となる。

ハイヤーは事前予約の段階で車両の種類や運転手の語学能力などを指定することも可能であり、乗務員（運転手）が後席ドアの開閉を行う等、利用者の利便性や快適性を満足させる志向が強い。タクシーは手軽に割安に利用できるサービスとしてハイヤーと住み分けられているといえる。

（2021年5月25日更新）