ハイドロフォーミング製法
液圧成形法ともいい、剛体のダイ(成形金型)の代わりに、油圧を制御した液圧室の中に剛体パンチを押し込んで絞り成形を行う方法のこと。パンチ形状になじんだ素板は高い圧力で周囲から押されるため、壁部が破断しにくく、絞り比の高い加工が可能となる。ピラーやルーフレールなどの中物パネル成形への応用例としては、直径約60mmのスチールチューブを曲げて型に入れ、210~350気圧の水圧をかけて一気に成形するもので、このスチールチューブを介在させながら、パネルの一体化、剛性、安全性を高める新技術のひとつである。
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