ナノセイルDとは? わかりやすく解説

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ナノセイルD

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/25 17:33 UTC 版)

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NanoSail-D
所属 NASA
衛星バス 3U CubeSat
任務 技術実証
打上げ日時 2008-08-03
03:34 UTC
輸送ロケット ファルコン1
打上げ場所 Omelek Island
軌道減衰 打上げ失敗
質量 4kg
軌道要素
軌道 低軌道(予定)
軌道傾斜角
遠点高度 685km
近点高度 330km

ナノセイルD(NanoSail-D)はNASAエイムズ研究センターが開発したナノサット。宇宙空間でソーラーセイルの展開を行うはずだったが、ロケットが打上げに失敗してしまった。しかし代替機のナノセイルD2が2010年に打ち上げられた。

CubeSatを3箱連結させており、大きさは30x10x10cm、重量は4kg[1]

2008年8月3日03時34分(UTC)、3度目の飛行となるファルコン1ロケットが発射された[2]。ロケットにはナノセイルD他、3機の人工衛星が搭載されていた。打上げから2分40秒後、ロケットの1段目が分離したが、その際に1段目が残余推力によって2段目に再接触し、ロケットは予定コースから離れた。軌道に到達せず、ペイロードともども太平洋に落下した[3]

ナノセイルDは高度330km-685km、傾斜角9度の低軌道に投入され、電源が切れるまでの約7日間の運用が予定されていた[1]。ソーラーセイルの面積は10m2[1]。開発および試験は4ヶ月で行われた[4]

参考文献

  1. ^ a b c Krebs, Gunter. “NanoSail D”. Gunter's Space Page. 2010年11月20日閲覧。
  2. ^ McDowell, Jonathan. “Launch Log”. Jonathan's Space Page. 2010年11月20日閲覧。
  3. ^ Clark, Stephen (2008年8月6日). “Collision between rocket stages doomed Falcon 1”. Spaceflight Now. 2010年11月20日閲覧。
  4. ^ Sailing Among the Stars”. NASA (2010年8月17日). 2010年11月20日閲覧。

関連項目




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