ナガ地区の戦闘と終戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/01/07 05:07 UTC 版)
「ビコール支隊」の記事における「ナガ地区の戦闘と終戦」の解説
ビコル半島の北の付け根を抑えたアメリカ軍(第5騎兵連隊)が南下、4月29日よりナガのビコール支隊本隊を攻撃した。ビコール支隊は善戦したが、5月2日、レガスピ方面から北上したアメリカ軍の第158歩兵連隊に挟撃される形となると、小野田支隊長はナガでの抵抗を断念。同日夜にビリ飛行場を爆破してナガ東北東のイサロク山に後退した。イサロク山への攻撃は、フィリピン人ゲリラ部隊が担当したため、本格的な戦闘に発展しないままビコール支隊は終戦を迎えた。だが、ビコール支隊は無線機の故障により、終戦の事実を知らなかった。支隊本部では1945年11月初旬、約3ヶ月ぶりに無線機の修理がなり、終戦を知った。小野田支隊長以下、陸海軍将兵約700人は、11月20日にイサロク山を下山し、アメリカ軍の管理下に入った。
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