ドリフティング・カウボーイズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/11 15:47 UTC 版)
ザ・ドリフティング・カウボーイズ The Drifting Cowboys |
|
---|---|
![]()
WSMで演奏するハンク・ウィリアムズとドリフティング・カウボーイズ
|
|
基本情報 | |
ジャンル | カントリー、ホンキートンク |
担当楽器 | ギター、ベース、スティール・ギター |
活動期間 | 1939年 – 1953年 |
レーベル | スターリング |
旧メンバー | ハンク・ウィリアムズ |
ザ・ドリフティング・カウボーイズ(The Drifting Cowboys)は、アメリカ合衆国のカントリー音楽史において伝説的存在であるハンク・ウィリアムズのバックを務めたバンド。ウィリアムズが活躍していた時期だけでも、何度かメンバーの交代があり、ウィリアムズの死後も、残ったメンバーを中心に各地のツアーを続け、今日まで元メンバーによる様々な音楽活動が続けられている。
最近の編成の一例として、ウィリアムズの娘であるジェット・ウィリアムズのツアーのバックをドリフティング・カウボーイズが務めたときには、オリジナル・ドリフティング・カウボーイズのスティール・ギター奏者ドン・ヘルムズ(Don Helms)がリーダーになっていた[1]。「ハンクズ・ドリフターズ (Hank's Drifters)」と名乗る別の編成では、オリジナル・ドリフティング・カウボーイズのメンバーであったチェット・ホームズ(Clent Holmes)とピー・ウィー・ムールトリー(Pee Wee Moultrie)がフィーチャーされている[2]。ムールトリー、ホームズ、ヘルムズの3人は、ドリフティング・カウボーイズのベーシストだったハーバート・"ラム"・ヨーク(Herbert "Lum" York)と、2004年にヨークが死去するまで、何度となく共演していた。
ドリフティング・カウボーイズのギタリストだったジョー・ペニントン(Joe Pennington)は、後にロカビリーの先駆者のひとりとなり、カントリー音楽やゴスペルの分野でツアーも録音もやり続けた。やはりドリフティング・カウボーイズのギタリストだったヒラス・バトラム(Hillous Butrum)は、後に音楽プロデューサーとして成功し、ミュージック・ビデオの分野を切り開いた。レイ・プライス(Ray Price)は、ウィリアムズの死後、短期間だったが、バンドをそのまま引き継いでしばらく活動した。
脚注
- ^ “Hank Williams pedal player Don Helms dies”. Country Standard Time. (2008年8月11日) 2011年4月6日閲覧。
- ^ “Hank's Drifters featuring Clent Holmes & Pee Wee Moultrie”. Hank's Drifters. 2011年4月6日閲覧。
外部リンク
Weblioに収録されているすべての辞書からドリフティング・カウボーイズを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- ドリフティング・カウボーイズのページへのリンク