モフセン・トーキー
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/13 08:19 UTC 版)
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| 個人情報 | |||
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| フルネーム | محسن ترکی | ||
| 誕生日 | 1973年7月11日(52歳) | ||
| 出身地 | マシュハド |
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| 国内 | |||
| 年 | リーグ | 役割 | |
| 2000- | イランサッカーリーグ | 審判員 | |
| 国際 | |||
| 年 | リーグ | 役割 | |
| 2003- | FIFA登録 | 審判員 | |
モフセン・トーキー(ペルシア語: محسن ترکی モフセン・トルキー、英: Mohsen Torky, 1973年7月11日 - )はイラン・マシュハド出身のサッカー審判員である。
概要
2000年に国内リーグ1部のイランサッカーリーグで主審を務める。2003年にFIFAのライセンスを取得し国際審判員として活動している[1]。母語であるペルシャ語の他に、第二言語として英語を使用できる。2007年にはAFCエリートレフェリーに選出され、以降AFCカップやAFCチャンピオンズリーグで主審を務めている。また、首都テヘランを本拠地とするエステグラルFCとペルセポリスFCが対戦し、国内最大のスタジアムであるアザディ・スタジアムが超満員になり盛り上がることで知られるテヘランダービーにおいて、2009年にイラン人で初めて主審を務めた。
サッカー日本代表の試合では、2005年3月30日にAFCアジアカップ2011予選の香港戦で副審を務めている他[2]、AFCアジアカップ2011グループリーグのシリア戦において主審を務めている[3]。この試合では、長谷部誠からのバックパスをGKの川島永嗣がクリアし、今野泰幸とシリアの選手が競り合う中で、前方にいたシリア代表のFWにボールが渡り、このボールに対して川島がチャージを行い、シリアのFWが倒されるというプレーがあった。今野と競り合ったシリアの選手からシリアのFWへパスが渡ったようにも見え、副審はオフサイドと判定したが、トーキー主審にはシリア人選手と今野の足が重なって見えたのか、今野のバックパスであると判定し副審の判断を却下。シリアのFWを倒したとして、川島にレッドカードを提示し、PKを宣告した。この判定に関しては日本国内でも大きな反響を呼び、試合後の会見では日本代表監督のアルベルト・ザッケローニが判定に関して疑問を呈している[4]。今野泰幸は、試合後その場面を振り返り、「明らかにオフサイドです。僕は全く(ボールに)触っていないです。あそこでバックパスできないですよ(苦笑)」とコメントした[5]。
脚注
- ^ Mohsen Torky worldreferee.com、2012年5月30日閲覧。
- ^ ALL FOR 2010!マッチレポート 日本サッカー協会公式サイト、2012年5月30日閲覧。
- ^ AFC ASIAN CUP- QATAR 2011 MATCH SUMMARY[リンク切れ] AFC.com、2012年5月30日閲覧。
- ^ シリア戦後ザッケローニ監督会見AFCアジアカップ2011 スポーツナビ、2011年1月14日掲載、2012年5月30日閲覧。
- ^ 今野「PKの場面は明らかにオフサイド」=シリア戦後 選手コメント - スポーツナビ(2011年1月14日)2025年10月13日閲覧。
外部リンク
- モフセン・トーキーのページへのリンク