トリポード型ユニバーサルジョイント
片方の軸は3本足(トリポード)のフォークシャフトで、もう片方はハウジング側で、そのなかに3本軸を固定し、3本軸にローラーが依合し、3本足がローラー間にはまった等速性のある固定式(軸方向伸縮なしの)ジョイント。ローラーとの接点が屈曲角度の2等分線上に位置するように、フォークシャフト中心線が屈曲角交点に対し常に偏心することで、等速性を保っている。軸方向に伸縮可能なタイプは構造が異なり、摺動式トリポード型という。フランス車(シトロエンなど)の前輪ドライブシャフトには以前からよく使用されている。国産車では摺動式トリポード型ジョイントが、摺動抵抗が少ないので終減速機側によく使われている。
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