トリキナセン
トリキナセン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/14 17:45 UTC 版)
トリキナセン (triquinacene, トリシクロ[5.2.1.-04,10]デカ-2,5,8-トリエン) はポリキネン類の二つ目の化合物である。1964年にウッドワードらによって合成された。当時はホモ芳香族性を持つのではないかと考えられたが、実際にはそのような性質はなかった。また、より困難でかつ学術的に興味深いドデカヘドランの合成経路を探す過程で研究された。ペンタセンとは異なり、トリキナセンは安定で融点は 7001180000000000000♠18 °C である。合成経路の最終段はコープ脱離である。
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