デンドロビウム・ディカエオイデス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/04 03:48 UTC 版)
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デンドロビウム・ディカエオイデス | ||||||||||||||||||||||||
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![]() デンドロビウム・ディカエオイデス
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Dendrobium dichaeoides Schltr. |
デンドロビウム・ディカエオイデス Dendrobium dichaeoides Schltr. はセッコク属のラン科植物。小柄な棒状の偽鱗茎を生じ、小さな花を短い柄の先に密生してつける。
特徴
小型の着生植物[1]。偽鱗茎は棍棒状で目立たないながら4本の稜があり、長さは5~13cmになる。偽鱗茎は半ば垂れ下がるように伸びる[2]。葉は2列に着き、長楕円状披針形をしており、長さ1.5~2.5cmで同一平面上に並ぶ。また葉の裏には紫色の脈がある。
花期は冬で、花茎は葉のない偽鱗茎から生じ、数本が出る。花茎は短く、その先に多数の花を密集してつける。個々の花は径が約1cm。花柄は偽鱗茎の先端近くから出て1つの花柄に4~10輪を咲かせる[3]。花の色は赤紫[4]。
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花の咲いている株の様子
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花序の形を示す
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花の拡大像
分布と生育環境
ニューギニアに分布し、海抜100~2500mの地域に産する[5]。
利用
洋ランの1つとして栽培される。ただし熱帯の高標高域のものであり、いわゆるクールタイプに属するもので夏の暑さには弱く、また乾燥にも弱い[6]。
出典
- ^ 以下、唐澤他(2017) p.159
- ^ 岡田(2010) p.101
- ^ 岡田(2010) p.101
- ^ 広田監修(2010) p.60
- ^ 唐澤他(2017) p.159
- ^ 岡田(2010) p.101
参考文献
- 唐澤耕司他、『カラー図鑑 世界観賞用野生ラン』、(2017)、オーム社
- 岡田弘、『主婦の友αブックス はじめての洋ランの育て方』、(2010)、主婦の友社
- 広田哲也監修、『やさしい洋ランの育て方事典』、(2010)、成美堂出版
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