デュークス・マヨ・ボウルとは? わかりやすく解説

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デュークス・マヨ・ボウル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/12 14:48 UTC 版)

Duke’s Mayo Bowl
スタジアム バンク・オブ・アメリカ・スタジアム
場所 ノースカロライナ州シャーロット
開催期間 2002–現在
参加
カンファレンス
ACC
Big Ten (偶数年)
SEC (奇数年)
過去の参加
カンファレンス
AAC
ペイアウト US$4,780,461(2019)[1]
スポンサー
コンチネンタル・タイヤ (2002–2004)
マイニキ・カーケア・センター英語版 (2005–2010)
ベルク英語版 (2011–2019)
デュークス・マヨネーズ英語版 (2020–現在)
旧称
クイーンシティ・ボウル(2002, 仮名称)
コンチネンタル・タイヤ・ボウル (2002–2004)
マイニキ・カーケア・ボウル(2005–2010)
ベルク・ボウル (2011–2019)
2023年のマッチアップ
ノースカロライナ vs. ウェストバージニア (ウェストバージニア 30-10)
2024年のマッチアップ
バージニア工科 vs. ミネソタ (ミネソタ 24-10)

デュークス・マヨ・ボウルは、2002年よりノースカロライナ州シャーロットバンク・オブ・アメリカ・スタジアムにて行われているボウル・ゲームである。シャーロットがジョージ3世の王妃の名前にちなんでいたため、当初は"クイーンシティー・ボウル"となっていたが、スポンサーの関係で名称は数度変更されている。現在はACCチームが毎年出場し、対戦相手はSEC,Big Ten,Big 12チームのいずれかが出場している。

歴史

2002年にレイコム・スポーツ英語版(現在のグレイ・テレビジョン)によってシャーロットでのボウル・ゲーム開催が発表。当初はクイーンシティー・ボウルという大会名称だったが、コンチネンタル・タイヤ・ボウル(2002-04年),マイニキ・カーケア・ボウル(2005-10年),ベルク・ボウル(2011-19年)と名称が変わり現在の大会名となっている。

開始当初はACCチームと旧ビッグ・イースト・カンファレンス英語版が出場していたが、2013年の解体に伴いACC5位チームと、AAC3位チームが出場していた。

2011年にシャーロットに本拠を置くデパートチェーンのベルク英語版が3年契約(2013年まで)のスポンサーシップに同意。その後6年の契約延長となり2019年までの間は"ベルク・ボウル"として大会が行われた[2]。 2014年CFPチームのセレクトが行われた後、大会側はACC2位チームとSECチームの2位が選出される形に変更。

2019年11月20日、ベルクは2019年大会以降のスポンサー撤退を公表[3]。2020年6月にデュークス・マヨネーズ英語版が新スポンサーとなることが決定[4]。スポンサーの提案により、チーム勝利時に行われるゲータレード・シャワー英語版の代わりにマヨネーズの入った大きなジャーを勝利コーチの頭に落とすのが現在慣例となっている。

また同年に、2025年まではACCチームの対戦相手が偶数年はBig Tenチーム、偶数年はSECチームとなるスケジューリングとなった[5]。その年に選出されないチームはラスベガス・ボウル英語版への出場が予定されている[6]

2020年大会の試合では勝利したウィスコンシン大のQBグラハム・マーツ英語版が不用意にトロフィーを壊してしまうというアクシデントが発生した[7]

試合結果

ランキングは当時のAP通信投票英語版に基づいている。

日付 勝利チーム 敗戦チーム 来場者数[8]
2002/12/28 バージニア 48 No.15 ウェストバージニア 22 73,535
2003/12/27 バージニア 23 ピッツバーグ 16 51,236
2004/12/30 No.25 ボストン・カレッジ 37 ノースカロライナ 24 73,258
2005/12/31 ノースカロライナ州立 14 サウスフロリダ 0 57,937
2006/12/30 No.23 ボストン・カレッジ 25 海軍兵学校 24 52,303
2007/12/29 ウェイクフォレスト 24 コネチカット 10 53,126
2008/12/27 ウエストバージニア 31 ノースカロライナ 30 73,712
2009/12/26 No.17 ピッツバーグ 19 ノースカロライナ 17 50,389
2010/12/31 サウスフロリダ 31 クレムソン 26 41,122
2011/12/27 ノースカロライナ州立 31 ルイビル 24 58,427
2012/12/27 シンシナティ 48 デューク 34 48,128
2013/12/28 ノースカロライナ 39 シンシナティ 17 45,211
2014/12/30 No.13 ジョージア 37 No.20 ルイビル 14 45,671
2015/12/30 ミシシッピ州立 51 ノースカロライナ州立 28 46,423
2016/12/29 No.18 バージニア工科 35 アーカンソー 24 46,902
2017/12/29 ウェイクフォレスト 55 テキサスA&M 52 32,784
2018/12/29 バージニア(ACC) 28 サウスカロライナ 0 48,263
2019/12/31 ケンタッキー 37 バージニア工科 30 44,138
2020/12/30 ウィスコンシン 42 ウェイクフォレスト 28 1,500
2021/12/30 サウスカロライナ 38 ノースカロライナ 21 45,520
2022/12/30 メリーランド 16 No.25 ノースカロライナ州立 12 37,228
2023/12/27 ウェストバージニア 30 ノースカロライナ 10 42,925
2025/ 1/ 3 ミネソタ 24 バージニア工科 10 31,927

Source:[9]

MVP

2005年大会MVPのスティーブン・トゥロック英語版
MVP 大学 ポジション
2002 ワリ・ランディ英語版 バージニア TB
2003 マット・ショーブ バージニア QB
2004 ポール・ピーターソン英語版 ボストン・カレッジ QB
2005 スティーブン・トゥロック英語版 ノースカロライナ州立 LB
2006 ジョロン・ドゥンバー英語版 ボストン・カレッジ LB
2007 ケネス・ムーア英語版 ウェイクフォレスト WR
2008 パット・ホワイト ウェストバージニア QB
2009 ディオン・ルイス英語版 ピッツバーグ RB
2010 B.J.ダニエルズ英語版 サウスフロリダ QB
2011 マイク・グレノン英語版 ノースカロライナ州立 QB
2012 ブレンドン・ケイ英語版 シンシナティ QB
2013 ライアン・スウィッツァー英語版 ノースカロライナ WR
2014 ニック・チャブ ジョージア RB
2015 ダック・プレスコット ミシシッピ州立 QB
2016 キャム・フィリップス英語版 バージニア工科 WR
2017 ジョン・ウォルフォード英語版 ウェイクフォレスト QB
2018 オラミデ・ザキアス英語版 バージニア WR
2019 リン・ボウデン英語版 ケンタッキー QB
2020 ジャック・サンボーン英語版 ウィスコンシン LB
2021 ダケレオン・ジョイナー サウスカロライナ WR/QB
2022 ジャコリアン・ベネット英語版 メリーランド DB
2023 ギャレット・グリーン英語版[10] ウェストバージニア QB
2024 イライジャ・スペンサー ミネソタ WR

チーム別出場回数

2024年段階の出場回数をまとめている (23試合, トータル46チーム).

  • 複数回出場チーム
ランク チーム 出場回数 記録
1 ノースカロライナ 6 1-5
2 ノースカロライナ州立 4 2-2
3 バージニア 3 3-0
ウェイクフォレスト 2-1
ウェストバージニア 2-1
バージニア工科大 1-2
7 ボストン・カレッジ 2 2-0
シンシナティ 1-1
ピッツバーグ 1-1
サウスフロリダ大 1-1
サウスカロライナ 1-1
ルイビル 0–2
  • 1度のみ出場のチーム

勝利(6): ジョージア, ケンタッキー, メリーランド, ミネソタ, ミシシッピ州立, ウィスコンシン
敗北 (6): アーカンソー, クレムソン, コネチカット, デューク, 海軍兵学校, テキサスA&M

2025年現在、ACC加盟17チームのうち10チームは出場。残り7チームはフロリダ州立大ジョージア工科大マイアミ大シラキュース大南メソジスト大スタンフォード大カリフォルニア大である。ピッツバーグ大・ボストンカレッジ・ルイビル大はACC所属前は旧ビッグ・イースト・カンファレンスでの出場回数も含んでいる(ピッツバーグ大は2度とも、ボストンカレッジ・ルイビル大は各1度ずつ出場している)。

カンファレンス別出場数

Conference Record Appearances by season
Games W L Win pct. Won Lost
ACC 23 10 13 .435 2002, 2003, 2005, 2006, 2007, 2011, 2013, 2016, 2017, 2018 2004, 2008, 2009, 2010, 2012, 2014, 2015, 2019, 2020, 2021, 2022, 2023, 2024†
The American 11 5 6 .455 2004, 2008, 2009, 2010, 2012 2002, 2003, 2005, 2007, 2011, 2013
SEC 7 4 3 .571 2014, 2015, 2019, 2021 2016, 2017, 2018
Big Ten 3 3 0 1.000 2020, 2022, 2024†
Big 12 1 1 0 1.000 2023
無所属 1 0 1 .000 2006
  • †は2025年1月開催分
  • The Americanの記録は旧ビッグ・イースト・カンファレンス分も含めたデータである。
  • 無所属:海軍兵学校(2006)

脚注

  1. ^ 2019 Bowl Schedule”. collegefootballpoll.com. 2019年12月13日閲覧。
  2. ^ Belk bowl announces six-year extension of partnership with Atlantic coast conference”. Belk Bowl Official Website. Charlotte Collegiate Football. 2013年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月5日閲覧。
  3. ^ Holcomb (2019年11月20日). “RIP Belk Bowl? SEC bowl game expected to lose current sponsorship”. saturdaydownsouth.com. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  4. ^ “Duke's Mayonnaise replaces Belk as sponsor of Charlotte bowl game”. ESPN.com. AP. (2020年6月18日). https://www.espn.com/college-football/story/_/id/29328468/duke-mayonnaise-replaces-belk-sponsor-charlotte-bowl-game 2020年6月18日閲覧。 
  5. ^ McMann (2019年6月4日). “Big Ten to add three bowl games, drop Holiday, Gator in 2020” (英語). mlive.com. 2019年8月25日閲覧。
  6. ^ Solari (2019年6月4日). “Big Ten adds Las Vegas, Charlotte, Phoenix to football bowl destinations for 2020” (英語). Detroit Free Press. 2019年8月25日閲覧。
  7. ^ Duke's Mayo Bowl trophy shatters in Wisconsin locker room” (英語). ESPN. 2020年12月31日閲覧。
  8. ^ ベルク・ボウル・メディアガイド”. belkbowl.com (2017年12月29日). 2024年8月2日閲覧。
  9. ^ “Belk Bowl” (PDF). Bowl/All Star Game Records. NCAA. 2020. p. 14. NCAA.orgより2021年1月3日閲覧.
  10. ^ @RyanDecker_ (27 December 2023). “Mayo Bowl MVP Garrett Greene, plus Beanie Bishop & Lee Kpogba standing up front”. X(旧Twitter)より2023年12月27日閲覧.



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