デフォルト推論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/28 17:38 UTC 版)
デフォルトによる仮定の例として、「鳥類は通常空を飛ぶ」という仮定がある。この仮定を採用すると、ある動物が鳥類であると判明したとき、他に何も情報がなければ、その動物は空を飛ぶだろうと推測できる。しかし、後でその動物がペンギンであることが判明すれば、この推測は撤回される。この例でわかるように、デフォルト推論をモデルとした論理は単調ではない。デフォルト推論を形式化した論理は2種類に分類される。任意のデフォルトの仮定を扱う論理(デフォルト・ロジック、論駁論理、解集合プログラミング)と、特定のデフォルトの仮定を事実として採用し、その他の未知の事実をデフォルトで偽とみなす論理(閉世界仮説、サーカムスクリプション)である。
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