テレウタスの娘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 06:14 UTC 版)
このテクメーッサは、プリュギアの王テレウタスの娘。大アイアースとの間にエウリュサケースとピライオスを生んだ。一説によるとピライオスはエウリュサケースの子。 ソポクレースは悲劇『アイアース』においてテクメーッサのことを、戦争で囚われの身となり、気性の激しい大アイアースの伽をつとめ、寵愛を受けていると歌っている。古代ローマの詩人ホラティウスも抒情詩集『カルミナ』の中で、大アイアースは美しいテクメーッサを大切にしたと歌っている。大アイアースの気が狂ったとき、テクメーッサは大アイアースの自殺を思いとどまらせることが出来なかった。彼女は大アイアースの死体を見つけた最初の人物の1人である。大アイアースの死後、テクメーッサがどうなったかは明らかではない。
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